<WORLD HAPPINESS 2011>YMO脱原発
「NO NUKES, MORE TREES」旗のもと新
曲披露
4年ぶりに新曲「Fire Bird」を披露したYELLOW MAGIC ORCHESTRA Listen Japan
日も暮れかけた会場、「センターステージ」に登場したサカナクション。一曲目の「ルーキー」ではエレクトロサウンドの心地よいリズムに会場にいるオーディエンスが飛び跳ね、新曲『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』では、妖艶な雰囲気を演出。ラスト「アイデンティティ」までオーディエンスは終始リズムに体を委ねる。
一方、初登場となったYUKI。小柄だが存在感ある姿がスクリーンに映し出されると大歓声が。ファンの中でも人気の高い「JOY」、「メランコリニスタ」ではコミカルにリズムをとりながら歌う姿にオーディエンスもつられてダンス。続く「Wild Ladies」では“私は限界を作るの止めたの!”とギターを持ち自らリードギターをとる場面も。ラスト「ワンダーライン」ではハイトーンの中にも伸びのある歌声が野外会場に響き、夕暮れと相まって幻想的な空間を演出。
そして、本イベントの大トリを努めたYellow Magic Orchestra。今年は4年ぶりに新曲を披露することがアナウンスされその動向が注目されていたが、登場するや一曲目から新曲「Fire Bird」を演奏。『火の鳥』をモチーフに「再生・復活」をテーマにしたというこの曲、スタートから壮大な音の波が会場を包んだ。続いて「Firecracker」、「The City of Light」とライブが進行するにつれ、打ち込みのサウンドの中にもグルーヴ感ある技術で若い世代はおろか往年のファンをも圧倒。計10曲を演奏し本編が終了するとアンコールに応えステージに再登場。アンコール曲「東風 / Tong Poo」では暑い夏の野外を更なる熱で包んだ。
さらに、熱気が冷めぬライブ終了後、ファンの声援に応えていた細野、高橋、坂本の3人が「NO NUKES, MORE TREES」(原子力はいらない、もっと木を)の旗を掲げる一幕も、会場からは称賛の拍手がいつまでも鳴り響いていた。この日のステージではMCもなく多くを語らなかったYMO、しかし、ライブを見た者には何かしら心に響くものが残され
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