Applekid / Cityscape 「何もない、でも何か起きそうな空気」――若きプロデューサー・yuigotによる新ユニットが始動。フレッシュな感性で描き出す、街の風景
昨年、〈Maltine Records〉よりリリースした『MAGIC MAGIC MAGIC EP』も記憶に新しい若きプロデューサー・yuigotが、シンガーのseanaと共に新たなユニット、Applekidを始動。これまた〈Maltine Records〉より近日リリース予定だというEP『PLENA』より、「Cityscape」が公開されました。
実はこのApplekid、ネット上でのデモ音源の審査、オーディションを通過し、すでに今週末に東京開催を控える10代アーティストのみによるイベント、 “未確認フェスティバル2018”(https://www.tfm.co.jp/lock/mikakunin/) の3次審査への出演が決定しています。しかも、サカナクションの山口一郎がパーソナリティを務めるラジオ番組、『SCHOOL OF LOCK!』内「サカナLOCKS!」でも言及され、電話で山口一郎と直接会話するという出来事もあったそうで。 ラジオの書き起こし記事もUPされています(https://www.tfm.co.jp/lock/sakana/index.php?blogid=4&archive=2018-5-24) 。
yuigotとしての楽曲から通底している、煌びやかなサウンド、そしてガチャガチャとしたパーカッシブな上音は残しつつも、より贅肉を削ぎ落としてタイトに仕上げられた本楽曲。seanaのボーカルがより前面に立ち、洗練されたポップ・ソングといった印象を受けます。控えめながらも楽曲を下から支えるビートには、ここ数年のクラブ〜ダンス・ミュージックを通過してきたセンスが感じ取れるような気も。
どこか「日常」を感じさせるような、フラットでありながらもポジティヴなヴァイブスに溢れるリリックも素敵です。