Roy Hargrove

NYを拠点に活動しているトランぺッター・黒田卓也が12月27日（木）東京・渋谷WWW Xにて“aTak 2018 -音楽大忘年会- Produced by Takuya Kuroda”を開催した。このイべントは黒田が企画したもので、自身のaTak Bandに加えて、cero、ものんくる、モミーFUNK!を対バンに迎えて行われた。 ceroのポリリズミックでアーバンな楽曲、ものんくるのジャズに裏打ちされたポップ感覚、aTak Bandの太くて力強いグルーヴ、モミーFUNK!はコミカルながら古き良きファンク、と音楽的には多様性がありながら、広義のジャズ／ブラック・ミュージックとして統一感を感じさせる内容だった。23時から翌朝5時まで盛り上がった、この夜の模様をレポートする。 Text & Photo by Naoya Koike

STUTSがAWAでプレイリスト『Autumn Changes』を公開した。 STUTSは1989年生まれのプロデューサー／MPCプレイヤー。2013年にNYはハーレム地区の路上でMPCライブを敢行し、道行くオーディエンスが思わず踊り出す様子を収録した映像をYouTubeで公開し、大きな話題を集めた。また、MPCプレイヤーとして都内を中心にライブ活動を行う傍ら、ジャンルを問わず様々なアーティストよりトラック制作、リミックス依頼を受けるようになる。これまでに2016年には縁のあるアーティストをゲストに迎えて制作した1stアルバム『Pushin’』を、そして今年9月にはタイのPhum Viphuritを始めとした、前作同様に多彩なゲストを招いた2ndアルバム『Eutopia』をリリース。 さらに、2017年にはLA拠点の老舗パーティ“Low End Theory”に出演を果たしたほか、同年にはAlfred Beach Sandalとのコラボ・アルバム『ABS+STUTS』をリリース。最近では、星野源の楽曲への参加や『第69回NHK紅白歌合戦』のオープニング音楽を担当するなど、特定のシーンやジャンルに収まらない活躍を見せている。今回はそんなSTUTSが、初めてプレイリストをAWAで作成した。

シーンや界隈を越えて、様々なミュージシャンや著名人に自身のルーツとなった楽曲を3曲挙げてもらうRootscoaster。連載165回目となる今回は、SuchmosやSANABAGUN.、WONKなどの作品、ライブにもコーラスで参加するシンガー／SSW、Nao Kawamuraに登場してもらった。 今年3月にリリースした待望の1stアルバム『Kvarda』では、力強いボーカルを武器に、ネオソウルや現行ジャズのフィーリングを強く感じさせつつも、独創性の高いサウンドを展開したNao Kawamura。さらに、リリースを記念したワンマン公演にはWONKのKento NAGATSUKAやermhoi、大坂朋子などが参加し、大きな話題を集めた。 今回挙げてもらった彼女のルーツを踏まえてアルバム『Kvarda』を聴けば、より作品への没入度が深まることだろう。きっと、そこには新たな発見が待ち構えているはずだ。 なお、10月には“朝霧JAM ‘18”への出演を経て、より一層のスケールアップをみせる彼女だが、この度『Kvarda』を引っさげ東阪でツアーを開催することに。大阪公演にはWOMAN、東京公演にはBlack BoboiとDJに社長 from SOIL&””PIMP””SESSIONSが出演するなど、今回も豪華なラインナップが実現。こちらも合わせてチェックを。 Text By Takazumi Hosaka