ロドハット、自身のレーベルDYSTOPIANの10周年を祝うショーケースを開催
現在のテクノシーンにおいて最高峰のDJのひとり、ロドハットが率いるレーベル、クラブイベント、アーティストのプラットフォームである“DYSTOPIAN”の10周年を祝うショーケースが東京での開催を決定した。ロドハット、ジョン・ヘスター、ドン・ウィリアムスが11月2日の表参道VENTに一挙登場する。
ロドハットは、90年代の後半にキャリアをスタートし、ダブ・テクノとパーカッシブなグルーブをミックスする特徴的なスタイルと、緻密なミックスのテクニックがまたたく間にドイツ全土に知れ渡るようになった。2009年には自身のレジデントパーティ<DYSTOPIAN>をローンチ。2010年にはベルリンの有名クラブBerghainで定期的にプレイするようになり、ヨーロッパ中でツアーをするようになった。彼の作品はジェフ・ミルズ、マルセル・デットマン、ベン・クロック、ローラン・ガルニエ、スヴェン・ヴァスなどのトップDJたちがサポートし、2012年にはResident Advisorが“BREAKTHROUGH ARTIST OF THE YEAR”にロドハットを選出し世界的なブレイクスルーを果たした。
アメリカの中西部出身のジョン・ヘスターは現在ベルリンを拠点に活動しているDJ/プロデューサーだ。ダンスフロアのオーディエンスのひとりだったが、DJをはじめ、レコードショップで働くようになり、イベントをオーガナイズし、レジデントパーティを持つようになり、自分自身の音楽を進化させていった。肉体的なリズムと冒険的なプログラミングの楽曲をミックスし、幅の広いテクノとハウスをミックスするスタイルが特徴的だ。
ドン・ウィリアムスはベルリンのテクノシーンにおいて最も破壊的なアーティストのひとりと言えるだろう。ドイツ西部に生まれ、90年代中頃のテクノの洗礼を受けて育ち、レコードコレクターからプロデューサー、そしてTokmakレーベルの共同設立者となっていった。2005年には自身のレーベルMojubaを設立し質の高いディープ・ハウスの作品をリリースし、2008年からはPanorama BarでMojubaのレーベルナイトも開催している。
表参道VENTにも馴染み深い多くのアーティストの優良な作品を手掛け、業界最高峰と評されるDYSTOPIANは今年にはローンチから10周年を迎える。記念すべきアニバーサリーイヤーにVENTで開催されるショーケースは、すべてのテクノ・ラヴァーに強烈な音楽体験を刻みこむ印象的な一夜になるだろう。