Dave Ralph

77年に地元リバプールのクラブでDJ活動を始める。当時は激しいビートを刻むドラム・マシーンや、流麗なメロディを奏でるシンセサイザーを使用したレコード・トラックが無かったため、プログレッシブ・ロックやパーティー用のサウンド・トラックなどを利用しクラウドを盛り上げていた。数々のクラブやイベントでDJを経験するとともに、プロデューサーとしても活動。その過程でサーシャやポール・オークン・フォールドといったトランス・アーティストと出会い、トランスに対する造詣を深めていく。99年にDJミックス作品『Tranceport Volume II』を発表。その際、DJを始めて実に22年の歳月が流れていた。潜在意識の奥底にある未知の部分へ誘うかのようなスタイルには、若い頃に培ったDIY精神がしっかりと根づいている。