Beck, Bogert & Appice

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    Beck, Bogert & Appiceベック、ボガート・アンド・アピス

    2つのベック・グループを通じて「アルバムを2枚作ってやめる人」という評価を欲しいままにしていた70年代のジェフ・ベックが、これまた性懲りもなくその轍を踏んだトリオ(略してBBA)。ただしオリジナル・アルバムは1枚のみで、日本でのみ大阪でのライヴ盤がリリースされたが、いずれにせよ、あっという間に解散してしまった幻のスーパー・グループである。
    ただし、各人ともテクニック的にもパッションも超一流の部類であり、とくにライヴ盤でのスリリングなインタープレイはほとんどロック・トリオ・アンサンブルの最高峰ともいえる水準に達しているとも思う(クリームに比べ、ダラダラと長いインプロヴィゼーションもなく、楽曲もブルース臭の薄い引き締まったものが多かった点も、今の耳には好感度高し)。ただし、結成時の73年には、もはや典型的なハード・ロックは飽和状態にあり、各人のプレイヤービリティには多大なものを認めつつ、バンドとしての可能性にはすでに時遅しの観もあり、 アッサリと解散することとなった。
    なお、99年にボガートとアピスはCHARとの特別バンド「チャー、ボガート&アピス(略してCBA)」を組み、ジャパン・ツアーを決行。CHARのナンバーや往年のBBAナンバーだけでなく、BBA時代の未発表曲も披露した。 (小池清彦)

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    曲・アルバム

    • Beck, Bogert & Appice

      1984年07月26日リリース
      アルバム・9曲

      • 1 Sweet Sweet Surrender
      • 2 Lose Myself With You
      • 3 I'm So Proud
      • 4 Oh to Love You
      • 5 Superstition
      • 6 Lady
      • 7 Black Cat Moan
      • 8 Livin' Alone
      • 9 Why Should I Care

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