8月30日(日)『WINDBLOW 09』BLACK BOTTOM BRASS BANDライヴレポート
8月30日(日)『WINDBLOW 09』2日目、日差しも弱まり涼しい風が心地よくなってきた夕方16時過ぎ、BLACK BOTTOM BRASS BANDのサウンドチェックがスタートした。
このときトロンボーン担当のYASSYが1曲披露しており、本番前からサービス精神まる出しの姿勢にライヴへの期待が高まる。スタッフ、バンドメンバーが袖に下がってから機材トラブルでもあったのかと思うほどの時間が経過したのだが、ステージではなく後方から音が聞こえ、客席後方からオーディエンスの間をかきわけるようにしてメンバーが登場した。登場までの間に時間がかかっていることを来場者が気にする様子がなかったのは、このパレード形式の登場が彼らのライヴでは定着しているスタイルだったからであった。
今年のブラックボトムは「わっしょい」「パレード」「反射神経」をテーマにしている、とMCでも言っていたが、まさにそのテーマに沿ったステージを展開。あんなにステージで盛り上がられたら、観ているこちら側だって踊らなきゃソン!という気持ちになるのは当然である。「ワッショイ★ブギ」など彼らの代表曲はもちろん、スネアドラムのOJIがマイクを取るビートルズカヴァー「I wanna be your man」の親しみやすいヴォーカルも心地よく耳に響いた。途中HEAVYLOOPER、東田トモヒロ、スピナビルもステージに参加し、このイベントのコンピレーションに収録されているコラボ楽曲を演奏したが、この『WINDBLOW』ならではのコラボレーション+少し波の音というシチュエーションはいささかクセになりそうだ。