イッセー尾形、文豪シリーズの一人芝居について大いに語る~「明治から現代に至るまでの、普通の人たちの日本史です」
マーティン・スコセッシの映画『沈黙』や、NHKの連続テレビ小説『まんぷく』など、数多くの映像作品に出演する一方、普通の都市生活者たちの姿を描いた一人芝居で、絶大な支持を得ている名優・イッセー尾形。一時期一人芝居を休止していたが、夏目漱石の小説群を題材にした『妄ソーセキ劇場』で待望の復活。そして今年の『「妄ソー劇場」~文豪シリーズ その2~(以下妄ソー劇場)』では、漱石以降の文学作品を原作として取り上げる。その小説の主人公ではなく、脇役の人々にスポットを当て、そこから一般的な日本人像がいかに変化してきたかをたどっていくシリーズ。「今や第一の故郷」だと言う、大阪の[近鉄アート館]での公演を前に、イッセーがその内容を語った。