森昌子、出身地・宇都宮でラストコンサート「47年間の思い出を宝にして生きていきます」
1972年7月1日に「せんせい」でデビューし、48年目を迎えた今年12月25日で引退することを決意した森昌子が同日、栃木・宇都宮市の宇都宮市文化会館 大ホールでラストコンサートを開いた。
同会場がある宇都宮市は、彼女が生まれ育ったところで、9歳のとき上京。1971年、13歳のとき、日本テレビ系オーディション番組「スター誕生!」に出場し、初代グランドチャンピオンになったのをきっかけに翌年、レコードデビュー。デビュー曲「せんせい」がいきなり大ヒットし、一躍スターの仲間入りを果たした。
小学校3年まで過ごした故郷・宇都宮市でのコンサートで歌手人生に幕を閉じることになり、そんな彼女の最後の姿を見たいという地元ファンはもちろん、全国から大勢のファンが詰めかけ、2,000席の会場は満席の中、2部構成で、第1部は、テレビのバラエティー番組でも人気を博した「ま~ちゃん」という名前の小学2年生に扮して登場し、父親役の司会者・牧野尚之を相手に爆笑コントを繰り広げながら昭和歌謡から「好きになった人」「勝手にしやがれ」などを披露し、同コーナー最後は「青春時代」を客席と一緒に歌唱。
続いてセーラー服に着替えて、「学園三部作」の「せんせい」「同級生」「中学三年生」の3曲をメドレーで当時の気持ちになって歌った。