ランチ・タイム・スピークス

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    ラッパーのゴッチ、タッズACとDJデンカで結成された、茨城は水戸を代表するグループ。ブッダ・ブランドのデヴ・ラージが主宰するレーベル<EL DRADO>から「GROUND ZERO」(98年)を始め、いくつか作品をリリース。そのクオリティの高さにより多大なプロップを獲得し、シングル「CHASE」(01年)でメジャーへ進出することとなった。
    英語的な発音で流れるようなフロウを繰り出すゴッチ、コトバの一音一音を浮かび上がらせるようにハッキリとした口調のタッズAC——というメリハリ感が特徴。また、両者とも決してリズムをはずすことのない安定感をみせている。そこに、ソウルやジャズなど、さまざまな音楽的素材から抽出されたサンプルをセンスよく配置した職人的トラックが絡み、お互いを引き立て合う。小気味よいスクラッチもさりげなく彩りを添え、最高にイカした楽曲を仕立て上げているのだ。