渋谷DESEOを舞台に行われたイベント「ぱわそ(THE POWER SOURCE) vol.4」のレポートが到着!
3月2日(木)に渋谷DESEOを舞台に行われたイベント「ぱわそ(THE POWER SOURCE) vol.4」。出演したのが、SAIGO NO BANSAN/東京セラフィム/1461日のクレシドラ/小粒/アイアイタイガー。当日の模様を、ここにお伝えしよう。
SAIGO NO BANSAN
SAIGO NO BANSANのかけた魔法によって、キラキラとした素敵な笑顔を僕らは手にしていた。
SAIGO NO BANSANのライブは、メンバーたちが凛々しい歌声と可愛らしい表情や仕種を組み合わせ、『ガールズ革命』を歌いながらスタート。クールな面も示しながら。でも、メンバー一人一人の愛らしいパフォーマンスに触れていると、その表情と仕種をずっと追いかけたくなる。途中には、フロアの人たちとクラップを交わす場面も登場。曲が後半へ向かうにつれ、凛々しさと力強さがアップ。胸に掲げた強い意思を示しながら、メンバーたちはこの場で自分たちを輝かせ、革命の声を上げていた。
楽曲は一気に弾けだせば、曲にあわせて7人の気持ちや身体も踊りだす。彼女たちは『AspirationZ』を通し、観客たちをSAIGO NO BANSAN流のダンスパーティーへ誘い込む。サビでは、メンバーと観客たちが同じ動きを描き出す。間奏では、メンバーに向けてフロアから熱い口上が飛びだせば、7人と一緒に拳を高く突き上げ騒ぐ人たちもあちこちに誕生。彼女たちのテンションが上がるのにあわせ、フロアにも熱い空気が満ちてゆく。
ライブは止まることなく『AM7:00の向日葵』へ。朝特有の眩しい太陽の日射しを振り注ぐような、晴れた明るい空気を醸しだすパフォーマンスだ。でも、「生きて生きて生きて生ききれ」と力強く歌うように、この曲を通して彼女たちは、自分たちが終わりを定めた運命を背負いながらも、強い意思を持って生きる様を伝えてきた。生きるための意思や思いを分かちながら、共に生きようと声をかけてきた。
SAIGO NO BANSANらしいノンストップライブは、マイナー調のダンスナンバー『Loser Game』へ。彼女たちは伝えてきた。どんな勝負でもけっして負け犬などになることなく、しっかりと前を向いて勝負し続けると。メンバーみんな、とても凛々しい歌声とパフォーマンスだ。彼女たちは、揺るがぬ強い思いを胸に攻めてきた。7人の熱い煽りを受け、フロア中からも熱い煽り声が響き渡る。後半のラップパートでは、観客たちと掛け合う場面も登場。熱情した思いをぶつけるメンバーたちに向けて、絶妙のタイミングで声をかけてゆく観客たち。この一体感がたまらない。
ノンストップライブの最後を飾ったのが、青春模様を詰め込んだ『青時雨』。メンバーたちは、胸の奥に渦巻くネガティブな感情さえもキラキラ輝く音色を放つポップなダンスチューンに乗せ、晴れた色に変えて吹き飛ばそうとしていた。彼女たちは、いろんな心の葛藤を歌にしてゆく。それを、輝きに変える術も7人は知っている。だからSAIGO NO BANSANの歌に勇気をもらえれば、一緒に輝きを見たくなる。そして僕らは、SAIGO NO BANSANのかけた魔法によって、キラキラとした素敵な笑顔を、この中で手にしていた。