The Millennium
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The Millenniumザ・ミレニウム
ソフト・ロックの最高峰として名高いミレニウム。唯一のオリジナル・アルバムである『Begin』(68年)は、その先進過ぎる内容がゆえに商業的成功を収めることはできなかったが、年を経るごとに評価が鰻登りに上がり、現在ではクラシックと呼ばれる名作である。
その何が凄いかといえば、現在の耳で聴いても恐ろしいまでにイノヴェイティヴなこと。中心メンバーであるカート・ベッチャーによる不協和音と調和を行き来するマッドなコーラス・アレンジ、テープ逆回しやイコライジングなどサイケデリックな意匠を施したマジカルな音像、そして他メンバー(キャッチーな楽曲を提供したジョーイ・スティック/リー・マロリー/サンディ・サリスベリー、元ミュージック・マシーン組のリズム隊によるファンキーな演奏など)の活躍。——それらのファクターが、当時最先端であった16トラックの録音機材(<コロムビア>が、サイモン&ガーファンクルの『Bookend』と並び最もお金をかけたことで有名)によって最大限に膨張したこの作品は、60年代後半のシーンでも一際、異彩を放っていただろうことは想像に難くない。音楽のスタイル、あるいは消費のされ方は日々大きく変化を続けているけれど、時代がどんなに移ろってもこのアルバムのもつ普遍性は変わらない。——そんな作品なのだ。
なお、00年には未発表作品集がリリースされている。
その何が凄いかといえば、現在の耳で聴いても恐ろしいまでにイノヴェイティヴなこと。中心メンバーであるカート・ベッチャーによる不協和音と調和を行き来するマッドなコーラス・アレンジ、テープ逆回しやイコライジングなどサイケデリックな意匠を施したマジカルな音像、そして他メンバー(キャッチーな楽曲を提供したジョーイ・スティック/リー・マロリー/サンディ・サリスベリー、元ミュージック・マシーン組のリズム隊によるファンキーな演奏など)の活躍。——それらのファクターが、当時最先端であった16トラックの録音機材(<コロムビア>が、サイモン&ガーファンクルの『Bookend』と並び最もお金をかけたことで有名)によって最大限に膨張したこの作品は、60年代後半のシーンでも一際、異彩を放っていただろうことは想像に難くない。音楽のスタイル、あるいは消費のされ方は日々大きく変化を続けているけれど、時代がどんなに移ろってもこのアルバムのもつ普遍性は変わらない。——そんな作品なのだ。
なお、00年には未発表作品集がリリースされている。
The Millenniumのニュース
- Spincoaster2019年12月20日
- Spincoaster2019年09月13日
- Spincoaster2019年01月16日
曲・アルバム
Begin
2014年04月01日リリース
アルバム・16曲- 1 There Is Nothing More to Say
- 2 Just About the Same
- 3 The Know It All
- 4 Prelude
- 5 Karmic Dream Sequence, Pt. 1
- 6 It's You
- 7 Sing to Me
- 8 I'm With You
- 9 Anthem (Begin)
- 10 I Just Want to Be Your Friend
- 11 It Won't Always Be the Same
- 12 5 A. M.
- 13 Blight
- 14 The Island
- 15 To Claudia On Thursday
- 16 Some Sunny Day
Begin
Begin
2010年11月02日リリース
アルバム・16曲- 1 5 A.M.
- 2 There Is Nothing More to Say
- 3 It's You
- 4 The Island
- 5 I Just Want to Be Your Friend
- 6 Just About the Same
- 7 Karmic Dream Sequence #1
- 8 Anthem (Begin)
- 9 To Claudia On Thursday
- 10 Sing to Me
- 11 Some Sunny Day
- 12 Prelude
- 13 It Won't Always Be the Same
- 14 I'm With You
- 15 The Know It All
- 16 Blight
Begin
Voices of the Millennium
2006年12月07日リリース
アルバム・11曲- 1 Will You Ever See Me
- 2 Midnight Sun
- 3 The Blue Marble
- 4 Come to Me Baby
- 5 Measure of a Man
- 6 Together In the End
- 7 Navajo Girl
- 8 Share With Me
- 9 Magic Island
- 10 I Still Can See Your Face
- 11 Little Lost & Found
Voices of the Millennium
Pieces
2006年11月15日リリース
アルバム・21曲- 1 It Won't Always Be the Same
- 2 Can You See
- 3 Prelude
- 4 To Claudia On Thursday
- 5 I Just Don't Know How to Say Good Bye
- 6 It's You
- 7 How Much I Love You
- 8 Sunshine Girl
- 9 A Younger Me
- 10 Share With Me
- 11 Dying With You
- 12 The Blues Is Just a Good Woman Gone Bad
- 13 Onece Upon a Time
- 14 I Need to Be Your Side
- 15 Sometime or Another
- 16 The Word
- 17 The Ways I Love You
- 18 Good People
- 19 Suspend Animation
- 20 Baby It's Real
- 21 The Hills of Vermont
Pieces