【ライブレポート】<BLOODAXE FESTIVAL>に狂熱的な磁場「ハードコアが一番かっこいいと思ってやってる」
日本で唯一にして最大級のハードコア・イベント<BLOODAXE FESTIVAL 2019>が今年も開催された。国内外の16バンドが集結し、ワン・ステージ制で行われるため、すべてのライヴを堪能できるのが同フェスの魅力である。会場のクラブチッタ川崎はハードコアを心から愛するファンが詰めかけ、終始「超」が付くほど狂熱的な磁場を作り上げていた。
午前11時15分からSUPER STRUCTURE(O.A)を皮切りに、UNIVERSE LAST A WARD、NUMBERNINE、HORSEHEAD NEBULAと続いた後、お昼過ぎに大阪発のPALMが登場。Takahashi(Vo)はいきなりマイクコードをブンブン振り回し、ソリッドかつグルーヴィーなカオティック・ハードコアをブッ放つ。すると、1曲目から観客によるステージ・ダイブやマイク・ジャックが勃発し、早くもステージは無法地帯と化した。「みんなのいろんな考えを知って、いいシーンを作ろう」と語りかけた後、Takahashiはおでこにマイクを3回叩き付け、「(ステージに)上がって来い!」とアジテートし、会場を根底から焚き付けてくれた。