【インタビュー】TENDERLAMP、楽曲を自身で手がけボーカリストとして多彩な世界観を作り上げたミニアルバム「YUME UTSUTSU」
5月8日に1stミニアルバム「YUME UTSUTSU」をリリースしたTENDERLAMP。3ピースのガールズバンドChelsyのドラマーとして活動してきたAMIが、バンド解散後に始動させたソロプロジェクトだ。フロントマンとしてキュートな魅力を放ち、バラエティーに富んだ楽曲を自身で手がけ、ボーカリストとして多彩な表情で世界観を作り上げている彼女は、以前から女優として舞台やミュージカルにも出演しているマルチな才能の持ち主でもある。バンドの解散、そしてTENDERLAMP始動から1年。今彼女は自身の「表現」とどのように向き合っているのか、その心境や根本にある思いを語ってくれた。
■自分なりの表現をして自分の心を出すって勇気がいること
■だけどやってみたら真っ直ぐで楽しくて世界が広がった
――5月8日に、1stミニアルバム「YUME UTSUTSU」がリリースされました。
AMI:作り終えた時も実感はあったのですが、やっぱりリリースされてからのほうが、作品として完成したという気持ちになりました。応援してくださっている方達が、1曲1曲聴き込んだ上で感想をくださるんですよ。そういうキャッチボールができた瞬間に、音楽って完成するんだよなあって思いましたね。
――そういう気持ちは、作品を出すごとに強くなっていますか?
AMI:そうですね。ちょうど1年前にTENDERLAMPとしての活動を開始したのですが、自分なりの表現をして自分の心を出すって、やりたかったことではあるけど勇気がいることでもあったんですね。だけどやってみたらすごく真っ直ぐで、楽しくて、より世界が広がったんです。そして解放的にもなれたので、今はやればやるほどワクワクするようになってきました。
――今「自分の心を出すのは勇気がいることだった」と言われましたが、以前活動していたバンド、Chelsyの時も作詞や作曲をされていましたよね。
AMI:Chelsyの時は、Chelsyというバンドが歌うサウンドや歌詞を作っていたので、やっぱり1人と3人では全然違うなと思ったんですよね。それに、以前はドラマーだった私が1人で作詞作曲をして歌も歌うということに対して、世の中の反応はどうなんだろうって、ちょっと弱気になったり不安になったりする部分もあったんです。ライブの作り方にしても、ドラマーとしての作り方とボーカルとしての作り方って、やってみると全然違っていたんですよ。心は一緒のはずなのに、表現の仕方が違うから日々勉強で。それでも、そういうことを乗り越えてみたいっていうチャレンジの気持ちのほうが強かったので、今は本当にやってよかったなと思っているし、楽しんで活動をしています。