山口冨士夫の1999年大阪ソロ・ライブを収録した完全未発表音源がリリース
日本のロック・シーンにおける伝説的バンド、村八分の中心的人物であった山口冨士夫の完全未発表音源『LIVE AT SUN』が12月12日(水)にリリースされることが発表された。
本作は山口冨士夫のとても親しい友人が経営する大阪のライブ・バー「SUM」でのアットホームなライブの様子を収録。当時、新たなバンドの重要なパートナーであった元ルージュのギタリスト尾塩雅一(現・The Ding-A-Lings)、そして村八分のギタリストで惜しくもこの翌年8月に永眠した浅田晢がブルースハープ&ボーカルで参加しており、通常のライブとは打って変わり、自宅でくつろぎながら演奏しているかのような、プライベートな雰囲気が味わえる作品となっている。
また、本作は記録用としてポータブル・カセットテープ・レコーダーで録音されたもので、録音機器の接触不良によるノイズなどが発生する箇所があり、可能な限り修復を施したが、決して音質は良好ではないという。しかしながら、親しい仲間たちとのパーティのように非常にリラックスして演奏を楽しんでいる山口冨士夫のソロ・ライブを記録した数少ない音源であり、音質面のハンディを考慮しても、その演奏の素晴らしさからリリースするに至ったとのこと。
なお、ノイズ除去などマスター修復作業を含め、本作にはエンジニア・中村宗一郎(ピースミュージック)による最新マスタリングが施されている。
【リリース情報】