Re:nameが見据えるビジョンとは。音楽性の幅を広げた『postmodern indie』から紐解く
One Directionや5 Seconds Of Summerなど、海の向こうの音楽を屈託なく聴いていた高木一成(B/Vo)が、中学の同級生のSoma(Gt)と高校の同級生だったヤマケン(Dr)を誘いバンドを結成。2016年に大阪北摂にて生まれたスリーピースバンドがRe:nameである。昨年の11月にリリースされた初の全国流通盤が、『postmodern indie』である。2019年にリリースされた1st アルバム『We Won’t Know』が高木一成のルーツが色濃く反映された1枚だとしたら、新作の『postmodern indie』は今の彼らの趣向が詰め込まれた作品だと言えるだろう。音楽性の幅はグッと広がり、UKロックやパワーポップ、ガレージロックやポップパンク、さらには洒脱なポップソングやカントリーなど、伸び伸びとしたソングライティングとアレンジに成功した充実作だ。確かな手応えを感じているメンバー3人にZOOMを通し接触。見据えているバンドのビジョンについて語ってもらった。