【野元ノア インタビュー】
自分ができることを
最大限に活かしてやっていきたい

野元ノア

YouTubeに投稿した“LOUDNESSの楽曲を歌ってみた”動画を二井原実(Vo)本人が観たことをきっかけに、11歳の時にLOUDNESSのライヴにゲスト出演し、高崎 晃(Gu)による「キャラクター」でデビューを飾る超新星、野元ノア。歌唱だけでなくダンスやギターもこなし、日本語と英語のバイリンガル。才能の塊のような彼に、デビュー曲や未来のビジョンについて訊いた。

ONE OK ROCKに出会って
ロックや音楽が好きになった

音楽を始めたきっかけは?

小学1年生の頃にONE OK ROCKというバンドに出会いまして、そこからロックや音楽がすごく好きになったんですね。ONE OK ROCKを知る前からアクターズスクール広島という歌やダンスやいろんなことができるスクールに通っていたんですけど、そこでも歌を主にやっていて、歌手を目指したいと思うようになりました。洋楽も好きですね。ジャスティン・ビーバーとかエド・シーランとか。

今回デビューに至るきっかけとしては、YouTubeに“歌ってみた”動画をアップしていたのをLOUDNESSのメンバーが見つけてくれてということなんですね。

YouTubeチャンネルを作ったのは、僕が何かのライヴに出させてもらった時にその動画をYouTubeにアップしたのが最初なんですけど、アクターズスクールの自分のソロ歌唱の声などを少しずつ上げていた中で、“歌ってみた”動画も上げるようになって。そしたらLOUDNESSの「INFLAME」という曲を歌っている動画を、LOUDNESSのメンバーさんがたまたま見つけてくださって 二井原実さんからメッセージいただいたりしました。

連絡が来た時はどう思いました?

驚きましたね。まさか御本人が観てくださるとは思っていなかったので。

LOUDNESSとの記念写真

2022年にLOUDNESSのZepp Haneda(TOKYO)公演でゲストとして歌ったんですよね。

はい。YouTubeを観たメンバーさんが誘ってくださったという、なんとも贅沢なかたちで。この「INFLAME」という曲はライヴでもほとんどやっていなかった曲で、僕の動画で改めてメンバーさんも思い出して、2022年のツアーのセットリスに入れるという意外な展開になりました。ツアーの初日から二井原さんが僕のことをMCで話してくれてたと聞きました。“歌ってみた”を上げたのは10歳の頃で、Zepp Haneda(TOKYO)のライヴに出させてもらったのが11歳でした。とにかくお客さんの数も多かったですし、当たり前ですけどすごく本格的というか。それまでイヤモニを使う経験もなかったので、それも勉強になりましたね。でも実は そのライヴの時、二井原さんの声は聞こえたんですけど、僕が声を出しても自分の声が聞こえなかったんです。

それはものすごく音程を取りにくかったのでは?

当時の僕はそれを調整してほしいとかあまり言えなくて、なんとか伴奏を聴いてのイメージで歌っていたという。その時には気がつかなかったけど、なかなかハードな環境で歌ったんだなって(笑)。

いきなり鍛えられましたね(笑)。でも、たくさんのお客さんの前で、しかも世界的に活躍するメンバーと演奏したことは貴重な経験になりましたね。

LOUDNESSはすごい歴史があるバンドだし、少しでもかかわれたこと自体がとても光栄です。ライヴ後の写真などを見ても、生意気にもステージでメンバーと一緒に僕が映っていたりして…まぁ、当たり前のことなんですけど(笑)。本当に勉強になったし、大切な機会でしたね。

アーティスト