【超ときめき♡宣伝部
インタビュー】
こんなにも大好きと大嫌いが
入り混じっている歌詞は初めて

L→R 辻野かなみ、杏ジュリア、坂井仁香、小泉遥香、菅田愛貴、吉川ひより

インドネシアでの海外ライヴも大成功させ、その名を広め続けている超ときめき♡宣伝部(以下、超とき宣)が、次は“かわいい!”を全世界へお届け! ポップで煌めくメロディーに乗せて、頭にハートマークを作る振り付けとともに《かわいい かわいい かわいすぎだよ!》と連呼するサビが耳から離れない新曲「かわいいメモリアル」について、メンバー全員に訊いた。

こんなに遠い国にまで届いていたんだ
というのを実感できたのは嬉しい

まずは9月に終幕したばかりの『超ときめき♡宣伝部のハートロックオンホールTOUR 2023』。このツアーはいかがでしたか?

辻野

ライヴで声を出せるのを待ち望んでいたという宣伝部員(ファンの呼称)さんの空気がすごかったです。特に初めて行った地方は尋常じゃない盛り上がりで、私たちの汗の量もすごかったんですよ。みんなが待ち望んでくださっていたことを肌で実感することができたツアーでした。

なかなか行くことができない地方の会場にも、ものすごくたくさんの宣伝部員さんが集まってくださっていて。以前、ライヴハウスツアーで行った地方などは、その時と比べると“こんなにたくさんの新しい宣伝部員の方々が超とき宣のことを好きになってくださったんだ!?”と感じるほどでした。初めてのホールツアーだったので、行く会場の作りによっては同じコールでも届き方が全然違うように聞こえたりして、それもとても新鮮でした。

坂井

ライヴが始まる前に私たちはメンバーが生声で影アナをやるんですけど、前までは声出しが禁止だったので、今回はみなさんが“は~い!”って返事をしてくれて。その段階からテンションがアガりました! さっき、ジュリアが言っていたように、今は全国各地どこに行っても宣伝部員さんがたくさんいて、それも嬉しかったですね。写真や動画の撮影がOKの“ロックオンフリータイム”の時に2階席の後ろから登場するとみんながめちゃくちゃ喜んでくれるので、毎公演近くまで会いに行くのが楽しみでした。会いに行って、逆にパワーをもらっていましたよ。

小泉

“超ときめき♡宣伝部”に改名してから初めて行く地方もありましたし、改名してからは声出しが出来なかったので、みんなのコールがない中でパフォーマンスをしていた曲もたくさんあって。だから、「トゥモロー最強説!!」(2020年8月発表のシングル)の《max!》というコールなども地方の宣伝部員さんたちは今回のツアーで初めて叫んでいるんですよね。今回ツアーで初めてみなさんの新しいコールが聞けたのも嬉しかったです。声援が聞けるのって本当に嬉しいんですよ。私たちがお水を飲んでいる時も“ひとちゃん(坂井の愛称)、かわいいー!”とか“ジュリア、こっち向いてー!”とか、みんなが叫んでくれるので、久々にみんなのそんな生声を聞いたら思わず笑っちゃいそうになりました(笑)。

菅田

私はホールツアーができたことがとても嬉しかったです! どこの会場も大きくて、各会場たくさんの方々が私たちに会いにここへ来てくださっているんだと思うと、とても嬉しくて。一本一本、宣伝部員さんたちと私たちにとって、夏のいい思い出になるといいなという想いでライヴをやりました。またライヴを観たいと思ってもらえるようなグループになれるように頑張りたいです。ご当地の美味しいものをいろいろ食べさせていただけたのも嬉しかったです(笑顔)。

吉川

なかなか関東まで来られない方たちにも私たちが行くことによって今回は会えたんですよね。“初めましての方ー?”と質問すると、初めて行った場所ではたくさん手があがったんです。私たちを初めて観る人たちがこんなにいると思ったら、私たちはちゃんと新しい宣伝部員さんと出会えているんだと改めて思えましたね。今回のツアーで「LOVEイヤイヤ期」(2023年5月発表のシングル)の収録曲を初披露したんです。その中でも「ひらり ひらひら」はあきちゃんがひとかにバックハグされるパフォーマンスが見どころなんですけど、その時に宣伝部員さんたちから“キャー”とか、中には“ギャー!”という悲鳴が上がって(笑)。そんなふうに歓声も含めて新曲の反応を直に感じられたのも面白かったです。

ツアー中にはインドネシアで行なわれたジャパンフェスティバル『Impactnation Japan Festival 2023』にも出演されましたね。現地の言葉で自己紹介をして、ライヴでは「すきっ!〜超ver〜」(2021年9月発表のミニアルバム『すきすきすきすきすきすきっ!』収録曲)で場内を大熱狂させていったみなさんの姿にはひたすらに感動しました。

辻野

「すきっ!〜超ver〜」を歌ったら大合唱が起こったんですよ。日本だと振り付けは一緒にやるけど、歌ったりはあまりしないので、海外の方はこういう感じなんだという新しい発見がありましたね。

坂井

一緒に歌うっていうのは今までにないパターンだったから、超テンションがアガりましたね。インドネシアで「すきっ!〜超ver〜」がチャートインしているのは知っていたけど、こんなに歌ってくれて、好きでいてくれてるというのは、チャートの情報だけでは分からなかったですから。それを自分たちでパフォーマンスをして確かめることができたのは嬉しかったよね?

吉川

そうそう。本当に海外にも届いているのが分かった。私たちも8時間くらい飛行機に乗って行ったんですけど、こんなに遠い国にまで届いていたのを実感できたのは嬉しいです。あと、“SNSってすごいな~”と改めて思いました。

坂井

(しみじみと)SNSで世界はつながっている。

辻野

実際、インドネシアへ行っている時にSNSのフォロワー数も爆上がりしたんです。イベントで私たちのことを知ってくれた方々がフォローしてくださったんだと思うんですよね。

小泉

こんなにザ・アイドルというアイドルは珍しいみたいで。

坂井

私たちのファンではない方々も興味津々で、“かわいい!”ってすごく話しかけてくださったんですよ。

みんながフレンドリーで明るくてやさしいんです。そのお国柄にも衝撃を受けました。

菅田

インドネシアの方々が“sama sama~” (サマサマ)と言ってくださるんですけど、日本語に訳すと“どういたしまして”という意味なんですね。この“sama sama”という言葉の響きがとてもやさしくてたくさん癒されました。

そのインドネシアで新曲「かわいいメモリアル」のMVも撮影してきたんですよね?

全員

撮りました!

坂井

オールインドネシアロケ!

同曲のMVの“みなと商事コインランドリーver. ”とはまったく違う仕上がりでかわいさ倍増でした。

坂井

インドネシアの撮影も楽しくてね。

小泉

日本よりも湿度がないので快適でした。

辻野

でも、MV撮影日は太陽がギラギラで(笑)。

吉川

海辺でダンスシーンを撮っている時は眩しくて目を開けるのが大変でした。

小泉

車に乗ったりお馬さんに乗ったりしたよね?

菅田

絵本の中に出てくるような馬車に初めて乗ったので、運んでくれたお馬さんには“ありがとう”と言いたいです(笑)。

辻野

あと、市場にも行きました。

現地の子供たちと一緒に撮影したのも楽しかったな。

坂井

初めて私たちが海外で撮ったMVなので、ぜひ観てほしいです。

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