【BBM インタビュー】
歌詞の中に
“多様性”も表現されていて
カラフルな世界観を存分に出せている
L→R Jun、Taiyo、Keiju、Kousei
美容に特化したヴォーカル&ダンスグループ・BBM。オーディションプロジェクト『BBM〜Beauty By Men〜』の合格者による4人からなり、音楽だけではなく、ジェンダーを超えた“Beauty”を発信している。そんな彼らに配信リリースした「Special Colors」「Falling」についての想いなどを語ってもらった。
近年流行りつつある男性の美容を
自分たちの武器にしていく
コンセプトのあるグループなんですね。
Keiju
はい。美容に特化したグループになります。近年流行りつつある“男性の美容”を自分たちの武器としてやっていく方針を立て、美容の好きな4人が集まりました。
どういうきっかけで美容に興味を持ったんですか?
Keiju
2020年4月にコロナの影響で緊急事態宣言が発令されて自粛期間になったんですけど、友達とも会えなくなるので、その期間に自分を磨くために何かしようと思ったんです。自粛期間が明けた時に“何か変わったね”って言われたいと思って(笑)。それで、何を磨こうかと考えた結果がスキンケアだったんです。そこから美容に対する興味も一気に高まりました。
コロナ禍は“時間はあるけど何をしようかな?”という中で、いろんな趣味を始める人も多かったと思いますけど、Keijuさんは自分を磨いたわけですね。
Keiju
はい。
Jun
僕は中学まで野球をやっていたんですけど、肌が弱いので日焼けすると赤くなっちゃっていたんです。それで日焼け止めを塗るようになったのがきっかけで、スキンケアに気をつけるようになりました。あと、歳の離れた兄がいるのですが、髪をいじってたりしていたので、それを見て僕も髪型とかが気になるようにもなりましたね。野球をやっていた時は坊主頭だったので、その反動もあって今は“自分にはどんな髪型が合うかな?”とかいろいろ考えるのが好きです(笑)。
髪型も表現のひとつですからね。
Jun
“垢抜ける髪型はどんなのかな?”とか、最初の頃はいろいろ探したりしました。
Kousei
僕は高校生の時に母親が“ちょっとメイクさせて”と言ってきて、メイクしてもらった時に“自分の顔がこんなふうに変わるんだ!?”と思ったのをきっかけに、YouTubeのメイク動画とかを参考にしたりして、お勉強をするようになりました。
メイクして、違う自分が出せたと。
Kousei
“ここまで違うんだ!? そのままじゃダメなんだな”って。
Jun
そんなことないよ(笑)。
やってみて気づくことも多いですし、大きなきっかけになりましたね。
Kousei
はい。“個性”を出していけたらいいなって思いました。“Kousei”だけに(笑)。
(笑)。Taiyoさんは?
Taiyo
母がサロンを経営していたということもあって、中学生くらいからスキンケア商品に触れることが多かったんです。そこで美容に興味を持ち始めて、中学校の職場体験で美容院に行ったんです。美容院を選んだのはたまたまだったんですけど、仕事をされている様子を見て、“楽しそうだな。自分も美容師になりたい”と思って勉強をし始めたのがきっかけでした。
身近にあったけれど、職場体験でより意識したと?
Taiyo
そうですね。中学生の頃はメガネをかけていたんですけど、メガネを取って、髪型も変えて、自分でできることをいろいろやったんです。そうしたら“垢抜けたね”と言ってもらえて、それが嬉しかったのを覚えています。
それぞれ個性が違う4人ですが、オーディションを経て、このグループ活動をスタートする時はどんな気持ちでしたか?
Jun
僕が一番年上なので“みんな、若い!”と思いました(笑)。
Keiju
会う前は“どんなメンバーが集まるんだろう?”って。
Taiyo
集まる前に名前だけ先に教えてもらえたので、まず検索しました。でも、Kouseiくんだけ出てこなくて(笑)。
昨年の冬にメジャーデビューしましたが、そこでの変化は?
Keiju
自分自身の変化はそんなにないと思いながらも、急に世界観が変わった感じはしました。ちょっと前まではバイトをしていたただの一般人だったのに、自分たちの音楽が配信されたり、YouTubeで発信されたりして、周りからの反響もあって“意外と俺、芸能人なのかも!?”って。徐々に気づき始めるというか、スカし始めるという感じでした(笑)。
Taiyo:もともとスキンケアや簡単なメイクはしていたけど、がっつりとメイクをしていたわけじゃなかったんです。でも、美容に特化したグループということなので、オーディションに受かってからはメイクもさらに頑張りしました。それが変わった部分ですね。メジャーデビューした頃からヘアメイクさんやスタイリストさんに髪型や服装を決めてもらう機会も増えたことで、もともと美容師になりたかったという話をさっきしましたけど、ヘアメイクさんやスタイリストさんのお仕事にもさらに興味を持つようになりました。
Junさんは何か変化がありましたか?
Jun
周りからの見られ方が変わりましたね。友達からも“芸能人だからなぁ”ってちょっとイジられる感じで言われることもあるんですけど、それも嬉しいというか(笑)。そういうふうに見られることで、自分でも“もっと頑張らないと”って思いますし、モチベーションにつながっている気がします。これから先、もっとたくさんの方に見ていただけるようになった時、“見ていただけている”というだけじゃなく、“見られてる”とも言えると思うので、日々の生活においても誰に見られていてもいいように自分の行動にもっと責任を持ちたいと思っています。
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MVでは4人それぞれの個性がメイクにも出ているアーティスト
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