大竹しのぶ、薮宏太(Hey!Say!JUM
P)出演 『ふるあめりかに袖はぬら
さじ』2023年9月に新橋演舞場で上演
決定
2023年9月新橋演舞場にて、舞台『ふるあめりかに袖はぬらさじ』の上演が決定した。
本作は、1972年に有吉佐和子によって書かれた戯曲で、杉村春子が主演・お園役で初演。松竹では1988年より、坂東玉三郎にお園役が引き継がれ、2007年には初めて歌舞伎として上演を果たした。以降、新劇や歌舞伎、新派、音楽劇など、さまざまな形で上演され、愛され続けてきた名作となる。
本公演では、日本演劇界屈指の実力派、大竹しのぶがお園役で主演をつとめ、三味線演奏を初披露。大竹は2020年初演、2022年再演で主演した『女の一生』に引き続き、杉村春子の当たり役に挑戦する。
そして、通訳として働く実直な青年・藤吉に薮宏太(Hey!Say!JUMP)、藤吉と恋仲で噂の中心人物となる遊女・亀遊に美村里江、思誠塾の門人・岡田に山口馬木也、亀遊を身請けしようとする外国人・イルウスに前川泰之、イルウスと共に岩亀楼にやってくる薬種問屋・大種屋に徳井優、そして亀遊が働く岩亀楼主人に風間杜夫と錚々たるキャストの出演が決定した。
大竹しのぶ
薮宏太
美村里江
山口馬木也
前川泰之
徳井優
風間杜夫
尊皇攘夷派と開国派がしのぎを削る幕末。時代の大きな転換期を迎え、様々な思惑と共に“噂”は真実をもかき消してしまうほどのスピードで広がっていく。その様子はまるで、SNS時代とも言われる現代を思わせ、幕末から遠い時代を生きる我々の胸にも迫るものがある。
時代の大波を受けながらもたくましく、時に狡猾に生きる人々の姿が“生きる”という本質を問いかけてくる本作に期待が寄せられる。
~あらすじ~。
時は幕末。横浜の遊郭・岩亀楼で、米国人の身請けに応じず「露をだにいとふ倭の女郎花ふるあめりかに袖はぬらさじ」という辞世の歌を残して、ひとりの遊女が命を絶った。その歌は尊王攘夷派の中でもてはやされることとなり、お園もその噂の流布に一役買います。時代に翻弄されながらも真実はどんどん歪められていき――。
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