【RAISE A SUILEN インタビュー】
RASらしい疾走感のある曲で
ライヴではみんなで盛り上がれる

L→R 倉知玲鳳(パレオ役/Key)、夏芽(マスキング役/Dr)、Raychell(レイヤ役/Ba&Vo)、紡木吏佐(チュチュ役/DJ)、小原莉子(ロック役/Gu)

シングルの表題曲「THE WAY OF LIFE」はライヴでアツく盛り上がれること間違いなし! エネルギッシュなサウンドを体感できる今作に対する手応え、RAISE A SUILEN(以下、RAS)の活躍の場が広がっている状況への想いを小原莉子(ロック役/Gu)と夏芽(マスキング役/Dr)に語ってもらった。

RASの曲は
4つ打ちが多いので踊りやすい

「THE WAY OF LIFE」をどのような印象でとらえていますか?

小原

ギターに関してはわりとシンプルで、RASらしい疾走感のある曲ですね。ライヴではみんなで盛り上がれると思います。

夏芽

スマホアプリゲーム『バンドリ! ガールズバンドパーティ!(ガルパ)』のパレオ(CV:倉知玲鳳)のストーリーと連動しているんです。彼女の歌が入ってくることによって、RASとしてもの新しい印象が生まれていますね。パレオはお酒を飲まないのに《シラフでクレイジー》と歌っているのも面白いなと思っています(笑)。先日のライヴ(2022年9月25日の『「BanG Dream! 10th☆LIVE」DAY4:RAISE A SUILEN「SOUL ROAR」』)で演奏して、この曲だけ撮影OKだったんですけど、バンドリーマー(ファンの呼称)のみなさんはスマホを構えながら飛び跳ねたくて仕方なかったみたいです。

お客さんが撮影した動画を観ると、ところどころで揺れているんですよね。踊りたい様子が伝わってきました。

夏芽

“撮影が大変でした”って書いているのを私もSNSで見ました(笑)。

(笑)。楽曲では信念を貫く姿勢が描かれていますが、おふたり自身もそういう生き方をしていますよね。

小原

夏芽さん、信念を貫いています?

夏芽

貫いて生きていますよ(笑)。

小原

RASのキャラクターとしても、そういう姿勢はずっと持っていると思います。

それこそ音楽や声優の道を進む中で、ご自身も信念を貫いてきたのではないでしょうか?

夏芽

そうですね。家族に反対されていた時もあったので。他にも“音楽の世界はひと握りの人しか成功しないよ”と高校の担任の先生にも言われて、“あなたに何が分かるんだ!”と思いました(笑)。父は厳格で、私はそれまで反抗しなかったんですけど、進路の話になった時だけは別でしたね。“やってみなきゃ分からないじゃん!”と言ったら、父も“おっ!?”っていう反応でした。それ以来、私は信念を貫いてきたのかもしれないです。

小原

私は声優になったタイミングがわりと遅かったので、“今までやってきた音楽がもったいないよ”とか、“君には音楽のほうがいいよ”って周りから言われたんです。すでに目に見えている結果で判断しちゃうところが人にはあって、これから作り出していこうとしている結果に素直に賛同できなかったりするんだろうけど、結果を示せば認めてもらえるようになるんですよ。だから、他人の言葉に惑わされてはいけないと、私も当時から思っていましたね。

なるほど。まさにおふたりの生き様も説得力につながっているこの曲は、ファンのみなさんに勇気を届けられると思います。

小原

RASの曲はストレートな歌詞が多いですからね。応援ソングとしても聴いていただけたら嬉しいです。

格闘技の試合の入場時にRASの曲を流すファイターがいつか現れるかもしれないですね。

夏芽

それ、いいですね!

小原

どなたか、ぜひ!

夏芽

会場で演奏したいです。

小原

リングで? 転換が大変だよ(笑)。

(笑)。「THE WAY OF LIFE」を聴いて改めて感じたんですけど、シンセサイザーを効果的に活かしたダンスミュージック的な要素はRASの大きな魅力ですね。

小原

ありがとうございます。いろいろな音色が重なっているんですけど、上モノ同士であるキーボードとギターのかけ合いのバランスは、いつもしっかり考えています。「SOUL SOLDIER」(2020年8月発表のアルバム『ERA』収録曲)や「A DECLARATION OF ×××」(2019年2月発表のシングル)とかのソロはキーボードとギターがハモったりするんですけど、そういうのはRASらしさのひとつになっているのかなと思います。

音色の多彩さも魅力です。

小原

玲鳳ちゃんはシンセの音色をたくさん使い分けているんです。いろいろな表情を出してくれているのを私自身も感じていますね。

倉知さんが演奏の面では忙しそうですね。

夏芽

そう思います。一曲の中で音色をいくつも切り替えて、3台のキーボードを使い分けていますからね。それに加えて歌もありますし。

ライヴでは千手観音のように鮮やかにキーボードを操って歌う倉知さんにも注目ですね。

夏芽

はい(笑)。私もそういう姿を真後ろから見ています。

ロックバンドはメンバーが演奏している姿を観るのも楽しいですよね。

夏芽

そうですよね。RASに関しては、シンセとDJとドラムが一緒にいる編成っていうのも結構すごいことだと思います。最強のビートとピコピコ音があって、そこにライヴでは演出でレーザーとかが加わりますから、1曲目からテンションが上がるライヴをやっている実感が私自身もあります。私は昔からデジタルロックが大好きなので、こういうバンドで活動できているのがすごく嬉しいです。

RASの音楽はダンスミュージックとしても最高に気持ち良いです。

夏芽

ありがとうございます。RASの曲は4つ打ちが多いので踊りやすいと思いますね。

小原

先日、「灼熱 Bonfire!」(2021年9月発表のシングル「Domination to world」収録曲)の振り付け動画をYouTubeにアップしたので、それもバンドリーマーのみなさんにすごく楽しんでいただけています。ライヴ中にも振り付け講座をやっていますし、みなさんは基本的にこの曲の振り付けを覚えてくださっていますよ。もうそろそろ振り付け講座がなくてもいいくらいなのかな?

夏芽

たぶんそうなっていると思う(笑)。

小原

とてもありがたいことですね。ライヴで踊って楽しめる曲は今後ももっと増やしていきたいです。「THE WAY OF LIFE」のサビの《Hop, Step, Jump》というところは、私もライヴでピョンピョンと跳ねています。振り付けがない曲でも“ここはみんなで合わせましょう”という箇所があるんですよね。

そういう要素もRASのライヴの楽しさにつながっていると思います。

小原

ライヴでのレーザーや照明もすごいですからね。パリピ感があるんです(笑)。

夏芽

RASの曲はヘドバンもできますし、ぜひ盛り上がっていただきたい。

RASの曲で盛り上がれば健康になれますか?

夏芽

どうなんでしょう?(笑) ただ、ライヴの前にはストレッチをしてほしいかな?

小原

首の振りすぎには注意してください。健康に暴れましょう!(笑)

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