【RAISE A SUILEN インタビュー】
RASらしい疾走感のある曲で
ライヴではみんなで盛り上がれる
ライヴでみなさんが
どういう反応になるのか楽しみ
カップリングの「DEAD HEAT BEAT」もカッコ良いですね。
小原
ありがとうございます。ライヴでまだ披露させていただいていないんですけど、これも間違いなくライヴで盛り上がる曲だと思っています。個人的な推しポイントは《（NA NA NA）》というところです。
夏芽
やっぱりここだよね？
小原
はい。すごく印象に残るんですよね。ライヴでみなさんがどういう反応になるのかを楽しみにしています。
BPMがかなり速いですよね？
夏芽
速いですね。いくつなんだろう？ きっとライヴではドラムが大変だと思います（笑）。この曲はガルパのストーリーの中で、パレオとマスキングがちょっと喧嘩しちゃうエピソードのテーマソングなんです。だから、ドラムがかなり激しい感じになっているんですよね。採譜するのがドキドキです（笑）。いろいろな感情をドラムに乗せて、演奏では手数が多めになっていると思います。
作品のリリースを重ねる毎にライヴの楽しさも広がっていますよね。
小原
はい。RASは最初の頃はオリジナル曲がなくて、カバー曲をたくさんやらせていただいていたんですよ。ライヴのセットリストをオリジナル曲の中から選べる今の状況は、とてもありがたいですね。
夏芽
昔は「R･I･O･T」（2018年12月発表のシングル）をライヴの最初と最後で2回やっていたこともありましたから。
今回のシングルは昨年の12月に行なわれたツアー『RAISE A SUILEN ZEPP TOUR 2021「BE LIGHT」追加公演』の横浜でのライヴ映像と、今年の６月に富士急ハイランド・コニファーフォレストで開催した単独ライヴ『RAISE A SUILEN LIVE 2022「OVERKILL」』を収めたBlu-rayも付属しますが、この2公演のセットリストもまったく異なりますからね。
小原
そうですね。『BE LIGHT』のツアーの頃からみんなで前に出てMCをするようになったんです。それもあって、アットホームなライヴになったんじゃないかと思っています。
もう一方のライヴはどのような思い出がありますか？
夏芽
タイトルが“OVERKILL”ですから、過去で一番ハードな内容でした（笑）。私の今までの人生の中でも一番ハードだったかもしれないです。個人的にこのライヴを機にパーソナルトレーニングを始めていたりして、身体の使い方を見直しています。自分自身と音楽にさらに向き合うことができた素敵なライヴでしたね。
このタイトルが似合うのも、RASらしさではないでしょうか？
夏芽
確かにそうですね（笑）。
小原
バンドリーマーのみなさんもノリノリでしたね。“キルされに行くぞ！”って（笑）。
（笑）。今年の夏は『SUMMER SONIC 2022』にも出演しましたね。
夏芽
はい！ 出演が決まった時はみんなで大喜びして叫びました。
小原
私、『サマソニ』の時はケータリングでテンションが上がっちゃって（笑）。お寿司とかもありましたからね。
夏芽
いろんなお食事を用意していただいて、パリピ空間でした（笑）。大きいホールの中がクラブみたいになっていましたよ。
今年２月のFear, and Loathing in Las Vegasをゲストアクトに招いてのライヴも素敵な体験だったのではないでしょうか？
夏芽
はい。あのライヴも本当に嬉しかったです。私たちにとって大きな出来事でしたね。“大丈夫かな？”ってドキドキしていたました。
小原
先輩のバンドと一緒にライヴをさせていただくのは、やっぱりものすごく緊張しましたね。私たち自身の責任も大きいですし。
活動範囲が広がることによって、RASがきっかけで音楽が好きになった人もたくさんいると思いますよ。小原さんに憧れてストランドバーグを買ってギターを始める人もいるでしょうし。
小原
ありがたいことですよね。ストランドバーグは色もきれいですから、興味を持っていただけたら嬉しいです。ボディのかたちとかも含めてすごく個性があって、気に入る方には愛用していただけるギターだと思います。あと、あのギターの魅力は軽いところです。とにかく軽いので、手に取って実感していただきたいですね。
夏芽さんに憧れてパールのドラムを叩いている方もいるんじゃないですか？
夏芽
SNSで“ドラムを始めました！”とおっしゃってくださる方が結構いらっしゃるんです。それがものすごく嬉しいですね。私は“原動力になれるような何かを発信できる人になりたい”と思ってドラムを始めたので、夢をひとつ実現できた感じがしています。“BanG Dream!”というタイトルは“夢を撃ち抜く”という意味ですけど、まさにそのとおりなんですよ。私たち自身も夢をいっぱい叶えさせていただいていますし、『バンドリ！』を好きなみなさんにもぜひ夢を叶えていってほしいと思っています。
来年の2月4日にはRASと同じく『バンドリ！』に登場するリアルバンドのPoppin'Party（以下、ポピパ）との対バンライヴ『BanG Dream! 11th☆LIVE』も控えていますね。
小原
ポピパさんと対バンをするのは初めてなんです。お互いのファンのみなさん同士の化学反応も生まれたらいいですね。
夏芽さん、先日のライヴのMCでポピパの衣装を着たいとおっしゃっていましたよね？
夏芽
有明アリーナでのライヴですね（笑）。あの時はポピパさんの次の日が私たちのライヴだったから、ポピパさんの衣装が控室のハンガーにかかっていたんですよ。“可愛い！ こういうの着たいよね？”ってメンバーと話していたのでMCで言っちゃいました（笑）。もし着られたら嬉しいんですけどね！
小原
キャラぶれしないようにですね。
夏芽
はい（笑）。でも、私はきっとマスキングも家ではこっそり可愛い服を着ているかも？とかって想像することがあるんですけどね。
取材：田中 大
