ヴァイオリニストの漆原朝子とピアニ
ストの伊藤 恵がブラームスの傑作、
ヴァイオリンソナタ全曲を演奏
2022年12月8日(木)東京、東京文化会館小ホール、12月9日(金)大阪、あいおいニッセイ同和損保 ザ・フェニックスホールにて、『漆原朝子(ヴァイオリン)& 伊藤 恵(ピアノ) ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会』が開催される。
当初、チェコを代表する国際的チェリスト、ミハル・カニュカ(プラハの春国際音楽祭芸術委員・コンクール会長)が中心になって企画されていた『ミハル・カニュカ ピアノトリオ・プロジェクト』が行われる予定であったが、カニュカの体調不良により中止。そして、カニュカの呼びかけでトリオを組んで演奏する予定であった、東京藝術大学の教授でもある二人の日本を代表する名手、ヴァイオリニストの漆原朝子とピアニストの伊藤 恵が急遽、東京と大阪でブラームスの傑作、ヴァイオリンソナタ全曲を演奏することとなった。
ブラームスは1878年から88年の間に3曲のヴァイオリンソナタを完成させており、それらは不朽の傑作として名高いが、ブラームスはそれ以前の1853年にシューマン、ディートリヒと「F・A・Eソナタ(Frei aber einsam=自由に、しかし孤独に)」の第3楽章として「スケルツォ」を作曲しており、本公演ではこの作品も取り上げて「完全全曲演奏会」という形を取る。
漆原朝子はブラームスのヴァイオリンソナタ全曲を2004年に巨匠ベリー・スナイダーとライヴレコーディングを行なっており、これはコンサート・C D共に激賞されているが、今回の全曲演奏はそれ以来のことで大変珍しく、また、朝比奈、フルネなど往年の大巨匠たちから寵愛された名ピアニスト伊藤恵との共演も、音楽祭などでの単一作品演奏の場合を除き、一夜のデュオリサイタルとしては初となる。
漆原朝子(ヴァイオリン)からのメッセージ
伊藤恵(ピアノ)からのメッセージ
円熟の巨匠たちの邂逅によるブラームスの傑作。聴き逃せない一夜になるだろう。
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