パート4:日本を崩壊させる? 39人の
早稲田大学出身の有名人

あの与沢翼も早稲田大学卒業だった

 実業界では、「秒速で一億円を稼ぐ男」としてメディアでもてはやされたもののあえなく自己破産した与沢翼も早稲田出身だ。
 大学卒業後、「ネオヒルズ族」を自称し、高級外車を乗り回していた自称セレブの与沢だが、高級時計を即買いしたように見せるために試着時の写真を掲載したりと虚勢を張るのに精一杯で、その実態は寂しいものだったようだ。
 実業家というより虚業家と言った方が適切かもしれないが、あの手の人の需要はあるだろうから、今後も様々なジャンルを食い散らかしていってほしい。
 与沢の他には経済界では、かつて西武グループを率いた堤義明、低価格衣料ビジネスで成功を収めたユニクロの柳井正も早稲田出身だ。

スポーツ界の早稲田出身者といえば斎藤佑樹!

 スポーツ界を代表する早稲田出身者といえば、甲子園優勝投手にも関わらず、あえて大学進学を選んだ元「ハンカチ王子」の斎藤佑樹だろう。
 多くの早稲田関係者が勉強だけじゃない自分をアピールするなか、スポーツだけじゃなく勉強もできる自分をアピールしようとした斎藤だが、最近ではそもそも本業のスポーツがパッとしないまま。
 近年は高校時代の輝きを取り戻すどころか、故障と不振を繰り返すふがいないプロ生活を送っている。メジャーリーグを代表するスターに成長した元ライバルの田中将大と比較しては、田中に失礼なほど落ちぶれてしまった。
 大学にわざわざ通った四年間について斎藤本人は「ムダではなかった」と語っているが、わざわざ否定しなきゃいけない時点で言わずもがなだろう。本人曰く、「何か持ってる」人ではあるらしいので、今後も政治家やスポーツキャスターなど各方面に色気を出して、野球以外の分野でなんでもできる人として頑張っていってほしいものだ。
 ちなみにスポーツ界では、フィギュアスケートの羽生結弦、荒川静香の両金メダリストや卓球の福原愛らも早稲田だ。 様々なジャンルの早稲田出身の有名人たちについて紹介してきたが、総じて自己顕示欲が強く、他方面に渡って活躍する自分を演出したがる人たちが多いことがわかる。
 また、早稲田という枠組みで取り上げられたり、語られたりすることが大好きなのも早稲田出身者の特徴だ。おそらく今回のような一見批判めいた記事に対しても、いちいち目くじら立てず、「早稲田は色々言われるからね」と言って、笑い飛ばすはずだろう。たとえ批判であったとしても、面白おかしく笑い飛ばす余裕があるんだろう。
 今後もそんな超面白集団「早稲田大学」出身の新たな有名人の登場を期待していきたい。
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