熊木杏里、ツアーファイナルで井上陽
水のカヴァー曲を披露

ライヴツアー『花詞』のファイナル公演を行った熊木杏里

2009年JRAブランドCMソング「雨が空から離れたら」(詞曲・熊木杏里、発売・キングレコード)が好セールス中のシンガー・ソングライター熊木杏里が、5月10日(水)東京・新宿区の東京グローブ座で『熊木杏里 SPRING TOUR 2009〜花詞〜』ツアーファイナル公演を行った。
4月25日の大阪・なんばHatchを皮切りにスタートしたツアーは、29日の名古屋・ボトムラインと周り、5月9日・10日の東京公演は2日間で延べ1400人を動員。ツアー最終日も熱狂的なファンで700席が埋まり満席の中、熊木杏里は「ライヴツアー『花詞』、今日が最後になりました。この季節、いろんな変化があって、終わることもあって、始まることもあって、だけど希望のほうに気持ちを向けて曲を選んでみました。今日は、最後まで皆さんがそんな気持ちになってもらえるといいなと思います。一緒に最後まで楽しんでいってください」と挨拶。

アコースティック編成のバンドをバックに「風の記憶」をはじめ、「花言葉」「こと」「新しい私になって」「春隣」「雨が空から離れたら」などを演奏、ギターとピアノの弾き語り曲や、6月17日(水)発売のニュー・マキシシングル『君の名前」(NHK「ワンダー×ワンダー」エンディングテーマ)、共感して曲をつくり始めたきっかけになったという井上陽水のカヴァー「いつのまにか少女は」などを披露。

MCでは「2008年は、私の中で一つ大きな事件がありました。自分の中で分岐点になるというか、小学校のときからの親友が結婚して、私もその式に行ってきたんですが、大人になったり、仕事が別々になると、だんだん言いたいことが伝わっているかなと思ったり、向こうがどんなことを考えているのか、小さいときと比べると全然わからなくなるし、もしかしたら言えるのはいまなのかなと思って、彼女に向けてつくった歌が、(今回の)ツアータイトルにもなっている『花言葉』です」とプライベートの親友の話題にもふれ、ライヴ、トーク共に最後まで観客を魅了した。

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