「イエスタデイをうたって」TVアニメ
を補完する音声ドラマ配信

(c)冬目景/集英社・イエスタデイをうたって製作委員会 放送中のテレビアニメ「イエスタデイをうたって」と連動した音声ドラマ全4話が、デジタル音声コンテンツ配信サービス「SPINEAR」ほかで配信される。アニメ版メインキャストの小林親弘、宮本侑芽、花澤香菜花江夏樹が出演し、各キャラクターに焦点を当てた書き下ろしエピソードが描かれる。
 音声ドラマは6月17~20日の各日午後5時から、4日間連続で配信。17日に「夏と花火と金魚と背中」、18日に「イノセントブルー」、19日に「引越の手伝い」、20日に「柚原という女」が公開される。
 テレビアニメ版の監督、シリーズ構成、脚本を兼任する藤原佳幸は「今回の音声ドラマはアニメでは描かれなかった内容を補完した内容となっています。アニメでは人間関係の機微や変化などを中心に描いてきましたが、今回の音声ドラマでは、ラブコメ要素の強いエピソードを中心に構成しています。『イエスタデイをうたって』は誰に感情移入するかによって印象が変わりますが、表現の幅も広い作品なので原作と比較して媒体の違いも楽しんでもらえたらと思います」と呼びかけている。
 「イエスタデイをうたって」は、1998年~2015年に「ビジネスジャンプ」「グランドジャンプ」(集英社刊)で連載された冬目景氏による同名漫画のアニメ化。新宿にほど近い私鉄沿線の小さな街を舞台に、フリーターのリクオ、カラスを連れたミステリアスな少女・ハル、リクオが憧れていた大学の同級生しな子、しな子の幼なじみの浪らが、悩み迷いながらも懸命に生きる姿を描く。テレビアニメ版は4月にスタートし、アニメ版公式サイトには、同作のキャラクター描写に迫る、藤原とキャラクターデザイン・総作画監督を務める谷口淳⼀郎(動画工房)の対談記事が掲載されている。

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