マルチな才能発揮する新世代・TERA。
SNSから始まった音楽活動のこれまで
とこれから|BIG UP! Stars #32

ネットの発達により、膨大な過去の音楽にアクセスできる環境。そしてDTMソフトの浸透やHow To知識の共有、そういった恩恵を遺憾なく発揮する新世代アーティストの台頭が著しい昨今。京都を拠点とするTERAもまさしくそのひとりだ。
SSW/トラックメイカー/エンジニアなど、マルチな肩書を持つ彼は、EDMやフューチャーベース、トラップも自然に吸収。オンタイムな要素だけでなく、時にはどこか懐かしいエレポップも顔を出したりと、多彩なサウンドを取り入れながらも、どこまでも人懐っこいポップ・ミュージックとしてアウトプットしている。
音楽かいととのコラボ曲を始めとしたシングル群のリリースで話題を集めるTERA。そのバックグラウンドやこれまでの足取りを訊いた。

承認欲求を満たすSNSから、本気の音楽活動へ

―音楽活動のスタートは音楽アプリ「nana」への投稿からだったそうですね。当時のきっかけや経緯を教えてもらえますか。
元々歌うことが好きで、「nana」も最初は趣味で投稿していたんです。中学生くらいの時に、アプリ内でJUJUさんのカバーを募集する企画があったんですけど、そこに参加してみたら、オフィシャル・アカウントからピックアップしていただいて。その頃から、本気で音楽活動してみようかなっていう気持ちが芽生えました。
【関連記事】