Netflix、ジブリ21作品を世界配信へ
 日本、米国、カナダは除外

「魔女の宅急便」

「魔女の宅急便」(c)1989 角野栄子・二馬力・GN 米Netflixが、日本、アメリカ、カナダを除いた世界約190の国と地域でのスタジオジブリ21作品の配信権利を獲得した。2月から配信開始される。
 スタジオジブリのプロデューサー鈴木敏夫氏は、「いまの時代は、映画を観客に届ける様々な手段があります。我々はファンの声に耳を傾け、我々の作品をストリーミングするという決断を下しました。これを機に、世界中の方々がスタジオジブリの世界を発見してくださることを期待しています」と声明を発表した。
 一方、Netflixのオリジナルアニメ部門のディレクターであるアラム・ヤコービアン氏は、「今回の契約で、Netflixと数百万人の会員の夢がかなったような思いです。スタジオジブリのアニメーション映画は伝説的であり、35年以上にわたり世界中のファンを魅了してきました。この素晴らしいアニメーションの世界を、南米、ヨーロッパ、アフリカ、アジアで、たくさんの言語でお届けできることを楽しみにしています」とコメントしている。
 なお、2019年10月には、米ワーナーメディアの新ストリーミングサービス「HBO Max」がアメリカでのスタジオジブリと独占配信契約を締結している。
 各作品の配信開始日は以下の通り。
2月1日
「天空の城ラピュタ」(1986)
「となりのトトロ」(1988)
「魔女の宅急便」(1989)
「おもひでぽろぽろ」(1991)
「紅の豚」(1992)
「海がきこえる」(1993)
「ゲド戦記」(2006)
3月1日
「風の谷のナウシカ」(1984)
「もののけ姫」(1997)
「ホーホケキョ となりの山田くん」(1999)
「千と千尋の神隠し」(2001)
「猫の恩返し」(2002)
「借りぐらしのアリエッティ」(2010)
「かぐや姫の物語」(2013)
4月1日
「平成狸合戦ぽんぽこ」(1994)
「耳をすませば」(1995)
「ハウルの動く城」(2004)
「崖の上のポニョ」(2008)
「コクリコ坂から」(2011)
「風立ちぬ」(2013)
「思い出のマーニー」(2014)

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