【超特急 インタビュー】
年に1度の特別なステージに表れた、
8号車への感謝とユースケへの想い

写真左より時計周りに、リョウガ、ユーキ、タカシ、タクヤ、カイ

全国33公演を回った春夏のホールツアー『EUPHORIA』で念願の全都道府県開通を果たした超特急。その終盤戦、”8号車の日”に行なわれたライヴを収める映像作品が、結成8周年の記念日に到着する。ツアー中にユースケが休養に入るという苦境を経て、彼らが示した尊い真心を、ぜひ画面の中で確かめてほしい。

意識したのは、
8号車に感謝の想いを伝えること

ずばり訊きます。今回のBlu-rayの観どころって何でしょう?

タクヤ

この日限りのレアな映像になっていますね。特典も満載ですし、家にあって時間があればいつでも僕たちに会えます。今までのライヴよりもさらに想いの詰まったステージなので、来てくれた人も行けなかったって人も1枚持っていて損はないと思います!

超特急のファンは“8号車”と呼ばれていて、Blu-rayに収められているのはツアー終盤戦の8月9日のパシフィコ横浜公演。前日の8月8日から続く“8号車の日”公演の2日目ということで、ツアーの中の1公演ながら、いろいろと他の日とは異なる趣向が凝らされていましたからね。

ユーキ

通常のツアーと違うようにしたのは、ツアーの延長線上ではあるのですが、この日は“8号車の日”公演だからで。その名の通り8号車をテーマに感謝の想いと、ユースケが手掛けてくれた楽曲だったり気持ちも背負ってライヴすることを意識して演出、構成に当たりました。

タカシ

“8号車の日”は年に1度しかないし、ツアー中にユースケが休養に入ったこともあったので、より一層8号車のみんなには感謝したいなって気持ちでした。

“8号車の日”のライヴとなると、やはりメンバーのみなさんの心構えも違います?

リョウガ

1年に1回しかない特別なタイミングでもあるし、何より8号車のみんながいつもより期待しているというか、テンションが上がっている雰囲気は感じましたね。それに負けないように、僕たちも臨んでいます。まぁ、負けませんけど(笑)。

カイ

でも、個人的には正直言ってあまり気持ちは変わりなかったですね! 場所や人数に関係なく、毎公演その会場にいてくださる8号車のみんなに向けて全力でパフォーマンスするのみなので。

タクヤ

僕も他の公演との心構えの差はなかったですね。リハ以上のことだったり、“何かやってやろう!”って気持ちが、ときどき邪魔をしてきたりもするけど、そういうのは大抵上手くいかない性格なんです(笑)。

とはいえ、3階から登場して1階まで全ての客席を駆け巡るオープニングから驚かされましたよ。

カイ

僕たちのライヴはどの席でもチケット代は同じなので、“2階だから〜“とか“3階だから〜”とかではなく、来てくださった方全員が同じように楽しい思い出を持って帰ってくれたら嬉しいっていう想いがあります! それに8号車を間近で見ると、好きなアーティストを観ている目はキラキラしているし、すごく素敵だなと思います。

タカシ

セットリストも“8号車の日”ならではの構成で、他の公演と流れも変わっていたから、新鮮な気持ちで挑むことができましたね。

「need you」を披露したのも、今回のツアーで“8号車の日”だけでしたもんね。

ユーキ

はい。「need you」は超特急の過去や今まで大切にしてきたものを、僕なりに表現したくて振り付けした曲なんです。素直に“あなたが必要”と訴えている曲にも取れるし、今までに作り上げてきた概念とも僕の中ではとらえていて、それが観ている人にそれぞれの解釈でいいから伝わったらいいなって。そんな超特急の想いをたくさん詰め込んで作った曲をこの日に選んだのは、シンプルに“超特急にはユースケが必要”という想いを込めたかったからで。最後のバラが落ちる演出は儚さを表現したかったんですよね。

アーティスト