KAATキッズ・プログラム 2019、山本
卓卓演出の『二分間の冒険』のチラシ
ビジュアル完成
2019年8月17日~25日 KAAT神奈川芸術劇場 <大スタジオ>にて上演される、KAATキッズ・プログラム 2019、山本卓卓演出の『二分間の冒険』のチラシビジュアルが完成した。
KAATは、毎年おとなもこどもも本気で楽しめる高品質な舞台をKAAT キッズ・プログラムとして現代の演劇シーンを牽引するアーティストとともに創作している。今夏の新作は、30年にわたってこどもたちに読みつがれてきた日本屈指のファンタジー小説「二分間の冒険」の舞台化だ。
本公演の台本・演出を手掛けるのは、劇団「範宙遊泳」を主宰し、次世代を担う気鋭の作家・演出家として注目を集める「山本卓卓(やまもとすぐる)」。1985年に初版された本作が30年のときを経て、87年生まれの若い山本の感性あふれたテキストと、あそびごころあふれる楽しい演出、そしてオリジナルキャラクターも出現!?して、今のこどもたちに届く言葉や世界に生まれ変わる。
また、人気イラストレーターの「ひらのりょう」がアニメーションのイラストをてがけ、ひらのならではのユニークなキャラクターが冒険の世界を駆けめぐる。
イラストレーション:ひらのりょう
イラストレーション:ひらのりょう
音楽には世界を舞台に活躍する打楽器奏者の「加藤訓子」。ほかにはないオリジナルな音の世界を書き下ろす。
出演者は7人で、そのうち3人は実際にこどもを子役が、老人役を年配の俳優が演じ、出演者の年齢層の幅も魅力のひとつだ。本作のテーマのひとつである、若さと老いを表現する。本公演での冒険を通じて、観客のこどももおとなも「一番確かなもの」そして「若さと老い」を考えていく。
そして本公演では、夏休みの宿題に役立つような子供向けのバックステージツアーや12才から参加できる群衆役のエキストラの公募もあるので、チェックしてみてはいかがだろうか。
山本卓卓 コメント
GPS が発達した現代において、携帯電話ひとつ持っていればサハラ砂漠の真ん中でさえ迷うことなく家に帰ることができる私たちにとって”冒険"という言葉は果たして失笑することなく受け止め得るのでしょうか。迷うことや失敗することが否定されているかのような時代に、置いてきぼりをくらった"冒険"が寂しそうにしています。
物語の役目のひとつは、そうした寂しそうにしている言葉を甦らせることにあります。
冒険冒険冒険。
子どもから大人まで、冒険はきっと待っています。
物語の役目のひとつは、そうした寂しそうにしている言葉を甦らせることにあります。
冒険冒険冒険。
子どもから大人まで、冒険はきっと待っています。
「二分間の冒険」舞台化についての台本・演出プラン 山本卓卓
原作を読み進めていくなかで重要なテーマが奥底にあることに気づきました。「二分間の冒険」は「あなた」に出会い「みんな」と力を合わせることで「私」を発見する物語なのだと。だからこそ「私」と「あなた」だけでなく「みんな」という存在が不可欠なのだと考えました。今回、エキストラを募ったのはそのためです。そうした「みんな」を演出すること自体僕自身初めての試みですが、冒険とは勇気と挑戦のことであると信じて取り組みます。
また、今作は映像と俳優のインタラクティブを駆使して、ファンタジー世界を演劇的に表現します。演劇は想像力に依拠する芸術ですが、想像力の先にある”経験”を目指し子供から大人まで明日をよりよく生きるための種を蒔きたいと考えています。目の前の人間が勇気を持って困難に立ち向かっていく姿勢を、その瞬間を、想像力に頼らず、しっかり僕はみせたい。「二分間の冒険」力強い演劇にします。
また、今作は映像と俳優のインタラクティブを駆使して、ファンタジー世界を演劇的に表現します。演劇は想像力に依拠する芸術ですが、想像力の先にある”経験”を目指し子供から大人まで明日をよりよく生きるための種を蒔きたいと考えています。目の前の人間が勇気を持って困難に立ち向かっていく姿勢を、その瞬間を、想像力に頼らず、しっかり僕はみせたい。「二分間の冒険」力強い演劇にします。
<『二分間の冒険』あらすじ>
物語は主人公の悟という男の子が学校の校庭で「ダレカ」という黒猫と出会うところからはじまります。悟は、言葉をつかう黒猫と話しているうちに異世界にトリップしてしまいます。ダレカは、これはかくれんぼで時間内におれを捕まえたら元の世界に戻してやる、といい、ダレカはその時には黒ネコの姿ではなく、この世界で一番確かなものになってる、という。一番確かなものとは?ダレカを探し始める悟。ダレカを探し始める悟。しかし迷い込んだ世界は、恐ろしい竜が支配する世界で、そこでは子供たちが竜の館のいけにえとして集められていました。
しかもそれは学校の友達たち!小学校のパラレルワールドのようなその世界 なその世界で、元の世界に戻るための方法は、竜をたおし、「いちばんたしかなも」の姿になったダレカをみつけ出すこと。悟は、いつの間にか巻き込まれていく、息を飲むようなはらはらした冒険に身をおきながら、なぞを出す竜との戦いを乗り越え、そして「この世界でいちばんたしかなもの」に姿を変えた黒ネコを見つけ出して、無事に元の世界に戻れるのでしょうか……!?
物語は主人公の悟という男の子が学校の校庭で「ダレカ」という黒猫と出会うところからはじまります。悟は、言葉をつかう黒猫と話しているうちに異世界にトリップしてしまいます。ダレカは、これはかくれんぼで時間内におれを捕まえたら元の世界に戻してやる、といい、ダレカはその時には黒ネコの姿ではなく、この世界で一番確かなものになってる、という。一番確かなものとは?ダレカを探し始める悟。ダレカを探し始める悟。しかし迷い込んだ世界は、恐ろしい竜が支配する世界で、そこでは子供たちが竜の館のいけにえとして集められていました。
しかもそれは学校の友達たち!小学校のパラレルワールドのようなその世界 なその世界で、元の世界に戻るための方法は、竜をたおし、「いちばんたしかなも」の姿になったダレカをみつけ出すこと。悟は、いつの間にか巻き込まれていく、息を飲むようなはらはらした冒険に身をおきながら、なぞを出す竜との戦いを乗り越え、そして「この世界でいちばんたしかなもの」に姿を変えた黒ネコを見つけ出して、無事に元の世界に戻れるのでしょうか……!?
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