【Beverly ライヴレポート】
『Beverly 2nd JOURNEY 「24」』
2018年7月8日 at YAMANO HALL
2018年7月8日 at YAMANO HALL
Beverlyはアメリカ、フィリピン等の音楽祭で数々の受賞歴を持つ実力派シンガーであり、MISIAやAI、加藤ミリヤなどを手がけたプロデューサーによって見出され日本デビューした逸材だ。昨年5月にリリースしたデビューアルバム『AWESOME』以降さまざまなタイアップや、アリアナ・グランデの『デンジャラス・ウーマン・ツアー』来日公演のサポートアクトなどを重ね、その評価は右肩上がりの勢いが止まらない。
ライヴはアルバムの曲順通りに、透明感あるシンセポップな浮遊感でいっぱいの「All I Want」、メロウに艶やかな歌声を堪能できる「LOVE THERAPY」、ゴスペルな雰囲気に力強くもメロディアスな展開が心を鷲掴みにする「Baby don’t cry 〜神様に触れる唇〜」などカラフルな雰囲気が続いていく。MCでは冗談を交えて日本語で流暢に愛らしいメッセージを届けつつも、途中カタコト風味になるキュートさも愛嬌だ。“最近、誕生日を迎えた方はいますか?”とオーディエンスへ声をかけ、生歌で「Happy Birthday」をプレゼントしていたのも印象的だった。
アンコールで“明日の地球のために、歌わせていただきました!”と歌詞を引用しながら宣言し、フィーチャリングヴォーカルで参加した人気番組『仮面ライダービルド』の主題歌である人気チューン「Be The One」を披露。圧倒的な歌唱力で小室哲哉と浅倉大介によるユニットPANDORAが誇る、2018年を代表する最強ポップチューンをプレイ。高音ヴォイスが活きるTKソングとBeverlyは相性がとてもいい。MCでは“「Be The One」のMV撮影で初めて小室さんと浅倉さんに会いました。テンションが上がっていた私は、ふたりと肩を組んでしまいました(笑)。 ふたりはやさしく対応してくれましたが、あとでスタッフさんには怒られました(苦笑)”とユーモアたっぷりに語っていた。
続けて、今回のツアーで初披露となった小室哲哉による詞曲で話題のLINEゲーム『ガーディアンズ』主題歌の「Guardian」をドラマチックかつ繊細に、シアトリカルな雰囲気で歌唱。その圧倒的な歌の力に会場中の空気が一変した。ラストは応援歌であり、Beverly自身をテーマとした最強のポップアンセム「Sing my soul」で会場の一体感が高まる。そして、歌の素晴らしさがが際立つ「Amazing Grace」を心を込めて歌い上げた。ツアーごとに大きな成長を続けるBeverly。今夏は『a-nation 2018』へ出演するなど、さらなる活躍に期待したい新しい才能だ。
撮影:田中聖太郎/取材:ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)
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