吉田鋼太郎、黒木瞳、大野拓朗、白洲
迅が挑む不朽の純愛『シラノ・ド・ベ
ルジュラック』稽古場レポート
清塚信也 撮影者 渡部孝弘
2018年は日仏友好160周年、エドモン・ロスタン生誕100年。その記念公演でもある『シラノ・ド・ベルジュラック』は、吉田が演じるシラノ、黒木が演じるロクサーヌ、Wキャストで大野拓朗と白洲迅が演じるクリスチャンの3人の恋愛模様を中心に進んでいく。
吉田鋼太郎&白洲迅(右から) 撮影者 渡部孝弘
<あらすじ>
舞台は1640年のフランス。シラノ(吉田)は剣豪にして詩人。権力に背を向ける熱血感。けれど人並み外れて大きな鼻をもつ自身の醜さをコンプレックスに、ロクサーヌへの愛を語れない。ロクサーヌ(黒木)は詩を愛する麗しい才女。けれど愛の詩に酔いしれ、クリスチャンへの盲目的な愛に突き進む。クリスチャン(大野/白洲)は、ギリシャ神話の美少年のような顔立ち。しかし口下手で、溢れる愛を言葉にできない。シラノは、クリスチャンのかわりに(という体で)ロクサーヌへの情熱的な愛の詩を書き、戦火をくぐりぬけ手紙を届ける。ロクサーヌは、シラノが代筆したとは知らず詩の美しさに、クリスチャンへの思いを一層深めていく。
訪れたのは、都内の稽古場。第2幕2場がはじまるところだった。
吉田鋼太郎 撮影者 渡部孝弘
新たなシラノ・ド・ベルジュラックが生まれる瞬間
大野拓朗 撮影者 渡部孝弘
さらにこの日は、シラノが門をこじ開けなだれ込んでくるスペイン軍と乱戦になるシーンにも変更があった。吉田は殺陣の新しい段取りを横でみながら動きをなぞり、できあがったばかりの一連の流れをさっそく共演者たちと確認する。一太刀一太刀に説得力が宿り、静と動、雄々しくも流れるように美しいシーンとなった。日生劇場の舞台で、音楽、衣装、照明、セットが揃った時の迫力を想像すると鳥肌が立つ。
"1897年初演の不朽の純愛物語"
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