佐久間良子&中山優馬出演『ストゥー
パ~新卒塔婆小町~』東京公演が開催
 指揮者・西本智実がオペラをプロデ
ュース

世界の舞台で活躍する指揮者・西本智実が総合プロデュースする新制作オペラ『ストゥーパ~新卒塔婆小町~』の東京公演が、4月21日に行われる。
この作品は、西本智実が指揮とともに能の名作『卒塔婆小町』を題材に脚色、芸術監督・台本・作曲補を担当したもの。東西文化が共有する普遍的な死生観、“無為の罪”の表現に挑む革新的オペラとなっている。超越する美の象徴的存在、小野小町を演じる佐久間良子と、修行僧を演じる中山優馬に生まれる悲恋が醸し出す、ドラマティックな展開が観客を情念の世界に誘う。
■佐久間良子 コメント
千年の 時空を超えて 彷徨う、小町の心の世界を、西本智実さんの演出、脚本、音楽で演じさせていただきました。女優として初めての試みです。皆様に愉しんで頂ければ幸いです。
■青山達三 コメント
百夜通いの九十九夜に命絶えた深草少将の姿は、夢かなわずこの世を去った無名の人々を想起させます。深草少将の怨霊を蘇らせ鎮魂することは、夢を追い闇に消えた人々を鎮魂することにもなるのではないでしょうか。
■西本智実 コメント
有為の奥山を生きる人間の一人として、観阿弥「卒塔婆小町」をエルサレムで翻案しました。Via Dolorosa(苦難の道)につまずいたイエスの姿を想像した時、【いろは歌】と小町の和歌【色見えで・・・】が、私の夢幻の中に響き始め、この舞台を創りました。(※エルサレム公演の際のコメント)

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