『東京女子流スレスレTV』PREMIUM L
IVE開催!5人が挑んだ5つの挑戦!
『東京女子流スレスレTV』PREMIUM LIVE
それぞれが挑戦してゆく姿を追いかけた放送は、6月で終了。でも、番組で培った成果をファンたちの前で披露しようと、彼女たちは「『東京女子流スレスレTV』PREMIUM LIVE~「5つの魔法」「5つの伝言」』と題したスペシャルなイベントを、7月に、神戸と渋谷で二部入れ替え制のもと開催した。
【「5つの魔法」編】
舞台上には巨大なTVが設置されていた。「5つの魔法」と題された物語は、舞台上へ2人のピエロ(一人は小林玄)が現れたところからスタート。大きなリモコンでスイッチを入れたとたんTV画面に映し出されたのは、楽屋でくつろぐ東京女子流のメンバーたちの姿。やがて彼女たちは、巨大なTV画面の中と外を行き来しながら、訪れた人たちに様々な魅力を伝え始めた。
前半部では、TVの中に現れた「FASHION SHOW」の舞台の中、ウェイトレス/教師/ナース/巫女/カウガール/着ぐるみ/ドレス姿など、メンバーそれぞれが様々な洋服を身にまとい魅力をアピール。中江友梨の作業員姿という意外性には、さすがに驚かされた。
途中、東京女子流のメンバーらに"呪い"をかけようとTV嫌いの魔女がスクリーンへと姿を現した。その魔女を、新井ひとみが、手の中から吹雪のように雪が激しく吹き出すマジックで撃退。
TVの世界で遊ぶピエロたちと一緒に、重くて動かない鞄のせいで身体が左右に揺さぶられるパントマイムに興じる山邉未夢。そしてひと足先に画面の外に出ると、ピエロたちを綱引きのパントマイムを通し外の世界へと引っ張り出し、一緒にバルーンアートを披露してゆく場面も登場。
中盤では、ピエロたちのマジックにより姿を現したヒカリゴケのメンバーらと中江友梨が、お笑いユニットをふたたび結成。ことわざをネタにしたトークでは、「二度あることは」「ラッキー」「ハッピー」など、みずから考えたネタで観客たちを沸かせていた。
終盤、ふたたび魔女が現れ、庄司芽生の姿をデメキンに変え、音の無い世界へ封じ込めてしまった。彼女を救うべく、小西彩乃がドラムを叩きながら、ドラムビートに合わせた観客たちの手拍子と一緒に、音楽の満ちた世界へ連れ戻してゆく。だが、芽生はまだ呪文が完全に解け切れていなかった。そんな芽生のもとへ警察犬のマックスが現れ、魔女を倒すことで、幽閉された画面の中から救出。
それぞれが番組でのチャレンジを通して身につけた魔法を用いて、いくつもの危機を突破。5人がふたたび舞台上に出揃うまでの物語を披露してくれた。
今回、彼女たちに襲いかかった試練はすべて、「東京女子流スレスレTV」で彼女たちに指令を出していたデメキンのボスが「みんなで力を合わせれば出来ないことはない」と改めて5人に感じてもらうために実践したこと。ボスからお墨付きをもらった5人は番組を卒業することになったという構成のもと、「5つの魔法」の物語が形作られていた。
「5つの魔法」とは、5人が番組内で行ったスレスレな挑戦を通して身につけた技のこと。もちろん、それぞれのチャレンジの合間には、東京女子流のライブ・ステージを展開。番組のテーマ曲にも起用された『ヒマワリと星屑』から幕を開けた舞台は、『それでいいじゃん』のように明るく弾けた表情から、『Bad Flower』『Liar』で見せた大人っぽい姿、会場中をパーティーな空間へ導いた『おんなじキモチ』など、彼女たちの中にある多彩な表情を、3つのブロックに分け描き出していった。
【5つの伝言】
「5つの伝言」と題したステージは、ライブとパフォーマンスのコーナーを交互に展開。「5つの魔法」同様、番組のテーマ曲に起用された『ヒマワリと星屑』から幕を開けたライブは、ポップでチャーミングな『きっと、忘れない、、、』や、切ない恋模様に胸がキュッと疼いた『追憶』、カラッとした青春の息吹伝える『頑張って、いつだって 信じてる』など、緩急つけながらも、弾けた楽曲たちを軸に据え、パフォーマンス・コーナーで作りあげた盛り上がりを熱狂へ繋げていく形で、こちらも3つのブロックに分け届けてくれた。
パフォーマンスのコーナーには、庄司芽生が心交わしあった警察犬のマックスは残念なことに欠席ながら、東京女子流のメンバーに技を教えてくれた師匠たちが登場。
最初のコーナーでは、「スレスレTVクイズ」の名のもと、番組内で師匠たちが教えてくれた印象深い言葉をクイズ形式で紹介。間違えた回答者には、その言葉を教えてくれた師匠が罰ゲームを受ける形で実施。マジックを習った新井ひとみが、「箱に剣を刺す場所を○cm間違うと怪我をする、それは何cmか?!」の質問を「2cm」と正解させるなど、メンバー5人中4人が正解を導き出していた。唯一間違えたのが、中江友梨。彼女に変わって、ヒカリゴケが罰ゲームとして激ニガ茶を飲み干していた。
もう1コーナーでは、 「スレスレ生チャレンジ」と題し、庄司芽生以外の4人が、それぞれ番組で挑戦していたことを、新たな課題のもと観客たちの目の前で実践。
新井ひとみが、司会者の引いたトランプを、空中にばら蒔いた無数のトランプの中から剣で刺して当てるマジックを成功させれば、山邉未夢は、ボール3個を両手で次々持ち替えながらまわしてゆくジャグリングを披露。小西彩乃が、あらかじめドラムの音だけを抜いたNIGHTMAREの楽曲に合わせパワフルにドラムを叩けば、中江友梨が“ユリゴケ”として「5つの魔法」とは異なる漫才を披露。途中マイクトラブルがありながら、それさえもアドリブで乗りこなし、しっかり笑いを取っていたよう、4人とも番組内で挑戦したとき以上の成長ぶりを、それぞれの師匠と会場に詰めかけた観客たちに示してくれた。
「5つの伝言」とは、師匠たちから東京女子流のメンバーらへ、技を伝授するとして託した想いのこと。メンバーそれぞれが、師匠たちを目の前に、受け止めた伝言をさらに成長した姿で披露していたことが、何よりもの恩返しになったようだ。
【「路上ライブ。そして、新たなスレスレなチャレンジ」へ…】
「5つの魔法」「5つの伝言」ともに、番組内で行っていた「路上ライブ・コーナー」も振り返ろうと、路上ライブで共演したアイドリング!!!のメンバー朝日奈央・菊地亜美・橘ゆりか・橋本楓・伊藤祐奈の5人を舞台へ呼び入れた。「5つの魔法」では、アイドリング!!!のナンバー『職業:アイドル。』を。「5つの伝言」では、東京女子流の『おんなじキモチ』を10人でパフォーマンス。場内中を熱狂の渦に巻き込んでいった。
他にも、新たなるスレスレなチャレンジとして、「ロックな楽曲に挑戦」。LUNA SEAのJが書き下ろした曲へ、メンバーみずから作詞をしながら新曲を制作。「5つの魔法」「5つの伝言」ともに、晴れやかに疾走してゆく『Get the Star』を披露。場内を、数多くの拳振り上げゆく熱狂の空間に染め上げていった。
最後の最後に、 同じくJの提供した、胸をグッとつかむバラード『Last Forever』を歌唱。メンバーのみならず、観客たちも、これまでの5人の歩みを心のスクリーンへと映し、胸込み上げる想いを抱きながら、ライブの幕を閉じていった。
番組内で挑戦した課題へふたたびチャレンジする形を取りながら、学び続けてゆくことの大切さを、この日の2本のライブを通して伝えてくれた東京女子流の面々。9月25日には、「東京女子流スレスレTV」のDVD化も決定。半年間に渡る番組の見どころをギュッと凝縮。さらに、オンエアされなかった伝説の名場面の裏側や、5人の素顔にせまった撮り下ろし映像も中に収録している。さらに、この日の模様もLIVE収録していたように、今後どういう形で目にすることが出来るのか、こちらの展開も楽しみだ。
TEXT:長澤智典
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