『ニューイヤー・コンサート2018』に
巨匠ムーティが14年ぶりの登場
アルバム『ニューイヤー・コンサート2018』
2018年1月1日(月)に行なわれるウィーン・フィルの『ニューイヤー・コンサート2018』。その演奏曲目が発表となった。
毎年1月1日に行なわれるウィーン・フィルの『ニューイヤー・コンサート』。クラシック音楽の中でも最も有名で、ウィーンの誇る黄金のムジークフェラインザールからTVとラジオを通じて世界90カ国以上に放送され、4億人が視聴するというビッグイベントだ。1939年に始まる75年以上の歴史を誇るこのコンサートでは、音楽の都ウィーンを象徴するシュトラウス一家のワルツやポルカが演奏され、その高額のチケットは世界一入手困難と言われている。
2018年はフィラデルフィア管、ミラノ・スカラ座を経て、2010年以来シカゴ響音楽監督を務める巨匠リッカルド・ムーティが登場。1993年、1997年、2000年、2004年に次いで、14年ぶり5回目の登壇となる。これはマゼール以降、ズービン・メータと並ぶNYC登壇数で、1971年『ザルツブルク音楽祭』でのドニゼッティ「ドン・パスクワーレ」での初共演以来、これまでウィーン・フィルを500回以上指揮し、現在最も密接な関係にあるムーティについて、ウィーン・フィル前楽団長アンドレアス・グロスバウアーは“マエストロ・ムーティの指揮する演奏の極めて高い水準は、ウィーン・フィルの演奏史の中でも特別なもの。マエストロの演奏解釈は楽譜を綿密に研究することで生み出され、われわれウィ-ン・フィルの特別なサウンドを愛して下さっている”と絶賛の言葉を惜しまない。
演奏曲目は定番の「美しく青きドナウ」「ウィーンの森の物語」「ラコッツィ行進曲」などに加え、2018年のさまざまなアニバーサリーなどテーマ性を織り込んだ多彩な作品で構成されており、NYC初登場作品も8曲含まれ、新鮮味が十分! イタリアの作曲家ロッシーニとヴェルディの歌劇の名旋律を取り入れた「ウィリアム・テル・ギャロップ」と「仮面舞踏会のカドリーユ」や、ヨハン2世の「十大ワルツ」の1曲とも称されるほど人気が高く、イタリアを想起させる「南国のバラ」が取り上げられているのも、もちろんムーティの母国イタリアを慮ってのこと。オーストリア帝国の最後の皇帝となったフランツ・ヨーゼフ1世の息子、ルドルフ皇太子の生誕160年を記念して、皇太子の結婚記念にハンガリーの作曲家ツィブルカが作曲した「シュテファニーのガヴォット」が取り上げられているのも珍しい。
ウィーン・フィルの『ニューイヤー・コンサート2018』は2018年1月1日(月)にライヴ収録され、ソニー・ミュージックよりCD2枚組で1月24日に発売予定。またDVD & Blu-rayは2月21日に発売が予定されている。
毎年1月1日に行なわれるウィーン・フィルの『ニューイヤー・コンサート』。クラシック音楽の中でも最も有名で、ウィーンの誇る黄金のムジークフェラインザールからTVとラジオを通じて世界90カ国以上に放送され、4億人が視聴するというビッグイベントだ。1939年に始まる75年以上の歴史を誇るこのコンサートでは、音楽の都ウィーンを象徴するシュトラウス一家のワルツやポルカが演奏され、その高額のチケットは世界一入手困難と言われている。
2018年はフィラデルフィア管、ミラノ・スカラ座を経て、2010年以来シカゴ響音楽監督を務める巨匠リッカルド・ムーティが登場。1993年、1997年、2000年、2004年に次いで、14年ぶり5回目の登壇となる。これはマゼール以降、ズービン・メータと並ぶNYC登壇数で、1971年『ザルツブルク音楽祭』でのドニゼッティ「ドン・パスクワーレ」での初共演以来、これまでウィーン・フィルを500回以上指揮し、現在最も密接な関係にあるムーティについて、ウィーン・フィル前楽団長アンドレアス・グロスバウアーは“マエストロ・ムーティの指揮する演奏の極めて高い水準は、ウィーン・フィルの演奏史の中でも特別なもの。マエストロの演奏解釈は楽譜を綿密に研究することで生み出され、われわれウィ-ン・フィルの特別なサウンドを愛して下さっている”と絶賛の言葉を惜しまない。
演奏曲目は定番の「美しく青きドナウ」「ウィーンの森の物語」「ラコッツィ行進曲」などに加え、2018年のさまざまなアニバーサリーなどテーマ性を織り込んだ多彩な作品で構成されており、NYC初登場作品も8曲含まれ、新鮮味が十分! イタリアの作曲家ロッシーニとヴェルディの歌劇の名旋律を取り入れた「ウィリアム・テル・ギャロップ」と「仮面舞踏会のカドリーユ」や、ヨハン2世の「十大ワルツ」の1曲とも称されるほど人気が高く、イタリアを想起させる「南国のバラ」が取り上げられているのも、もちろんムーティの母国イタリアを慮ってのこと。オーストリア帝国の最後の皇帝となったフランツ・ヨーゼフ1世の息子、ルドルフ皇太子の生誕160年を記念して、皇太子の結婚記念にハンガリーの作曲家ツィブルカが作曲した「シュテファニーのガヴォット」が取り上げられているのも珍しい。
ウィーン・フィルの『ニューイヤー・コンサート2018』は2018年1月1日(月)にライヴ収録され、ソニー・ミュージックよりCD2枚組で1月24日に発売予定。またDVD & Blu-rayは2月21日に発売が予定されている。
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