【WEBER ライヴレポート】
『WEBER presents
Masquerade Bitter Night
~HALLOWEEN PARTY~vol.3』
2017年10月29日 at 東京キネマ倶楽部

2017年10月29日 at 東京キネマ倶楽部 撮影:NAITO、渡辺綾

2017年10月29日 at 東京キネマ倶楽部 撮影:NAITO、渡辺綾

 4人組ダンスヴォーカルユニットWEBERが、2015年から定期的に行なっている芝居とライヴを合わせたエンターテインメントステージ『Masquerade Bitter Night』。このシリーズの三作目の公演が10月27日から29日まで東京キネマ倶楽部で開催された。

 『Masquerade Bitter Night』は前半は芝居がメイン。ナレーションは入るがメンバーは台詞がなく、歌と動きだけで物語を表現していく。過去の公演でこれまで3つのストーリーが披露されてきて、今回の主人公はダンサーのJが扮するマジシャン。舞台はあるサーカス小屋。恋人を失ってしまったマジシャンが、お調子者の玉乗り(Hayato/Vo)、猛獣使い(Taka./Vo)、臆病なピエロ(little Skeet/ Dancer)の励ましによって立ち直っていき、もう1度サーカス団を作り上げていく物語だ。音楽はドラム、ベース、キーボード、ギターの生バンドが演奏。Jは小道具としてステッキを使いながら心の苦悩を表すダンスを、またlittle Skeetはタップダンスなど、ふたりが持つ幅広いパフォーマンス力を発揮した。歌では「2年後の君へ」をTaka.がアカペラで披露したり、Hayatoがレ・ミゼラブルの「アイムドリームアドリーム」を感情を込めて歌うなどしてステージを彩った。

 そして、Hayatoが“ハロウィンパーティー、最後まで楽しんでいきましょう!”と盛り上げると、「異次元ライダー」から後半のライヴパートがスタート。ハロウィンらしく、バンドメンバーが特殊メイクで顔にスカル模様が浮かびあがる演出も。MCでTaka.は“いろいろなことに気付かされたけれど、人間はひとりじゃ何もできない。いろいろな人が力を貸してくれたからこそできた”と語った。以前Jがインタビューで“ただ歌って踊れるグループじゃなくて、人として何かを伝えられるグループになりたい”と語っていたが、その言葉通り、随所に遊び心がありながらも“人との絆”というメッセージをしっかり伝えるステージだった。

撮影:NAITO、渡辺綾/取材:桂泉晴名



セットリスト

  1. 【LIVE パート】
  2. 1. 異次元ライダー
  3. 2. Summer Volcano
  4. 3. Wonderland(ハロウィンver.)
  5. 4. as one
  6. 5. モノクローム
  7. 6. 雨上がりの君と僕
  8. 7. 大切なひと。大切だったひと。

WEBER

ウェバー:2013年6月に結成された4人組ダンスヴォーカルユニット。美麗な容姿と実力重視のダンス、魅惑のヴォーカル力が集結したグループとして注目を浴びる。2017年1月にZepp Namba、Zepp DiverCityのワンマンライヴを経て、同年2月にシングル「オオカミの涙」でメジャーデビュー。19年2月に移籍第一弾シングル「READY」をリリースし、同年6月にメジャーデビュー後、初となるフルアルバム『deception』を発表。

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