出川哲朗、主役のチャンスを棒に振る
 「茶番に付き合わせて申し訳ない」

日本語吹き替え版の声優を務める出川哲朗

 映画『レゴニンジャゴー ザ・ムービー』“リアルガチ”アフレコイベントが15日、東京都内で行われ、日本語吹き替え版で声優を務める出川哲朗松井恵理子が出席した。
 本作は、日本でも2012年から放送されているアドベンチャーアニメ作品「レゴニンジャゴー」の劇場版。6人の若きニンジャたちが、悪の帝王ブラックガーマドンに立ち向かう。
 出川が演じる役はまだ決まっておらず、この日はさまざまなキャラクターのアフレコを行う公開オーディションを開催。アフレコ前には「声優といえば山寺宏一さん。山寺さんは七色の声と言われていますが、僕は32色の声を持った男と言われている。滑舌や技術的なところより、ハートを大事にする声優」と息巻き、「デビューは役者。芝居の方も任せてください。やるからには主役を狙いたい」と自信をのぞかせた。
 肝心の本番では敵役ガーマドンを“ガードマン”と数回にわたって間違えるなど散々な出来となり、「すいません、台本が初見で…」と言い訳もしたが配役は“水辺の兵士3”、など3役に決定した。主役はおろかポスターにも載らない“チョイ役”に納得がいかないようで「3はあまりにも切ない」とごねると、お情けで“サメ将軍1”の役もゲットした。
 最後は「ついにこんな映画のアフレコのオファーが来るようになったんだと正直超喜びました。それがこんな…」とがっくり肩を落とし、「皆さん、朝から茶番に付き合わせて申し訳ない」と意気消沈して大いに笑わせた。
 映画は9月30日から全国ロードショー。