【MOROHA、MOP of HEAD】
『日本工学院ミュージックカレッジ
presents SUMMER TUNES 2017 〜 Kao
lele 〜』
2017年7月8日 at 赤坂BLITZ
初夏の訪れを感じさせる快晴の赤坂BLITZ。日本工学院専門学校ミュージックカレッジ コンサート・イベント科の2年生が行なうサマーライブ『Kao lele』が開催された。タイトルにある“Kao lele”とはハワイ語での“花火”を意味し、“夏の風物詩であるカラフルな花火のように、カラフルな個性を出して楽しんでほしい”という想いが込められている。出演者はMOROHAとMOP of HEAD。新進気鋭の尖ったアーティストたちの共演となる。
トップはMOP of HEAD。1曲目の「Galactic」で会場を一気にダンスフロアーに変えると、UCARY&THE VALENTINEをフィーチャリングした「Do it」「Dear sad big lougher」を披露。ヴォーカルが加わることでアーティストとしての違った顔を見せてくれた。途中のMCではGeorge(Machine)の“Mop of HEADとMOROHAの2マンなんてセンスが良いですよー!”という言葉に会場から大きな拍手が巻き起こる。ライヴの最後には3名のダンサーをフィーチャリングした「Fresh」「B.O.B」。オーディエンスの振り上げる手も一層大きくなり、会場に銀テープが盛大に飛び交う最高のボルテージに到達した。
そして、MOROHAの登場。“MOROHAと申します! よろしくどうぞ!”と簡単な挨拶から「それいけ!フライヤーマン」でスタート。アフロ(MC)の魂の叫びのような力強い歌声と、UK(Gu)のスラム奏法とハーモニクスを多様したギター演奏に観客は圧倒されつつも、スクリーンに映し出される歌詞をひとつずつ噛みしめながら聴き入っていた。そんな中、アフロの“再びダンサーの登場です!”というボケで、会場全体に張り詰めていた緊張感が一気に和む場面も。MOROHAは全7曲を披露し、“ありがとうございました”と挨拶を告げステージをあとにした。
この日のライヴを気持ちを表現できる言葉が見当たらない…。言葉にするとこの気持ちが陳腐になってしまう。涙を流しているのは観客だけでなく、学生スタッフもみんな、涙があふれていた。こんな景色が観たくてこの業界に足を踏み入れたのだと改めて感じさせてくれるライヴだった。“こんなに素敵な経験ができることに感謝したい”。強くそう思える感動がそこにはあった。
撮影:日本工学院専門学校 蒲田キャンパス 照明コース 内海 沙南/取材:日本工学院専門学校 蒲田キャンパス コンサート制作コース 吉田陽奈
アーティスト
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