【ギルガメッシュ】『NEW ALBUM REL
EASE PREMIUM ONEMAN SHOW 2010』20
10年1月31日 at 新木場STUDIO COAST

撮影:平沼久奈/取材:ジャガー

 これまでの活動を総括する、充実したコンテンツを収録する最新アルバム『NOW』を引っ提げ、2010年一発目のライヴを敢行したギルガメッシュ。メンバーも待ち望んでいたという新木場STUDIO COASTでのワンマンライヴ。その4人の音を出すことにこだわり抜かれたステージからは、より躍動的であり、バンドのモチベーションの高さがうかがえる。バンドサウンドと打ち込みの絶妙な配合にトリップ状態で色めく会場。その中でも一番最後に演奏された「crying rain」は印象的で、シンプルな姿に立ち返って表現される壮大なスケールはライヴでしか味わえないだろう。これまでにも彼らのライヴは観ているが、こんなにも体感時間が短く感じられたことはない。ライヴを重ねるたびに、成長を遂げるギルガメッシュを目の当たりにした。



セットリスト

  1. now(intro)
  2. bit crash
  3. NO MUSIC NO REASON
  4. BEAST
  5. GAME
  6. NITRO’09
  7. ALIVE
  8. CRAZY-FLAG
  9. Dance Rock Night
  10. BORDER
  11. nobody
  12. I think I can fly
  13. 睡蓮
  14. DIRTY STORY
  15. smash!!
  16. Break Down
  17. driving time
  18. arrow
  19. GOKU
  20. お前に捧げる醜い声
  21. evolution
  22. shining
  23. crying rain

ギルガメッシュ

04年3月に、左迅(サトシ)(vo)、弐〜ニィ〜(g)、愁〜shuU〜(b)、Яyo(リョウ)(dr)の4人で現在の道を歩み始める。08年1月に初のヨーロッパ・ツアーを行い、『stupid tour '08』と銘打たれた国内ツアーと合わせて全38公演を敢行。08年11月からスタートした『“CRAZY TOUR 08-09”IN JAPAN』では、日本全国47都道府県を駆け抜け、ファイナルの渋谷AXでは超満員のファンの前でギルガメッシュ=ライヴ・バンドの名前に相応しい最高のパフォーマンスを披露した。その後、『CRAZY TOUR』はアメリカやヨーロッパにも及び、2度目となるヨーロッパ・ツアーでは7ヶ国で約7,000人ものファンを魅了した。

そして度重なる作品リリースは、ライヴのためにあると言っても過言では無い。彼らの楽曲リリースとライヴ開催はイコールで繋がっているのだ。06年9月に1stフル・アルバム『13's reborn』、07年12月に2ndアルバム『Girugamesh』、08年11月3rdアルバム『MUSIC』と立て続けにアルバム形態のみを発表。09年には彼ら最大の魅力と言えるライヴを収録したライヴDVD『CRAZY CRAZY CRAZY』をリリース。様々なジャンルの要素を融合させ、ギルガメッシュ独自のスタイルを確立している彼らは、まさに世界標準となり各国で高い支持を得ている。

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