【No Regret Life】No Regret Life
下北沢SHELTER 2007年8月22日
No Regret Life初の自主企画イベント第一弾、ランクヘッドを迎えての下北沢SHELTERでのライヴには真夏の暑さをさらに加速させるほど、多くのファンが詰め寄せた。開演時間を過ぎる頃にはすでにライヴ終わりかと思わせるほど汗をかいている者もいるほどだ。そんな蒸し風呂のような会場をさらに加熱させるようにランクヘッドが登場し、「夏の匂い」「キラリイロ」「カナリアボックス」と立て続けに演奏していく。同世代同士のバンドということもあってか、普段のイベント以上に“負けられない”という対抗意識のようなものすら感じた。全曲を通して、キャッチーなメロディーがあふれる中、男臭さすら感じるリズムライン、ギラギラとしたロックサウンドが、初めて観る者ですらついつい拳を高く上げさせていた。 そして今回のイベントの企画者であるNo Regret Lifeが現れると、会場中が一斉に怒号のような叫びでメンバーを呼ぶ。小田和奏のしゃがれ気味の野太くも切なさを感じる歌声とコーラスとの掛け合いが絶妙な「メロディー」でライヴはスタート。無条件に楽しくなるハイなギターのメロディー、松村元太の軽快なベースのラインが90年代ポップスのような懐かしさを感じる「手がかり」、力強い橋口竜太のドラムが楽曲だけでなく、会場のテンションさえも上げる「キッド」。今にもステージからダイブしそうなほど力強いステージングで、次々と楽曲を披露していく。熱い中にも穏やかな感情が体中を巡って行く。彼らを初めて観た2、3年前、正直ここまでパワーを感じるバンドになるとは思っていなかった。往年のポップスグループのようなキラキラしたハッピーなナンバーも、汗が飛び散るハードなロックナンバーも“No Regret Life”流の熱い楽曲へと変わり、最高に心地よいバランスで観客に届けられる。アンコールを含め全12曲、あっと言う間だった。もっと観せてくれ!と叫びたかった。私の今までの彼らへのイメージが見事に覆った気持ちの良いイベントだった。次の自主企画イベントは10月9日、なんと相手はKEMURI! しかも、この日と同じ下北沢SHELTERで行なわれる。次はタオルと着替えを持参して参戦しなければ。
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