【SuG】新曲のテーマはストリートゴ
シック!

L→R yuji(Gu)、武瑠(Vo)、shinpei(Dr)、Chiyu(Ba)、masato(Gu)

超満員のオーディエンスを前に代々木競技場第二体育館で見事復活を果たしたSuG。ジャンルを超えてシーンの注目を集める彼らの復活第一弾シングル「MISSING」がリリースされた。覚醒の時を待っていた休止期間を振り返りつつ、バンドの“今”について5人に話を訊いた。
取材:山本弘子

真っ白になった結果 残ったのは“楽しい!!”って感情

昨年の12月29日に代々木競技場第二体育館で待望の復活を果たしたSuGですが、休止期間はどんな想いですごしてたのですか?

Chiyu

1年の休止期間の前半はいつ復活できるか分からないというのがあったので、ライヴ感だけは失いたくなかったから月に1回はステージに立ってましたね。夏に原宿でゲリラライヴを行なって復活の発表をした後からは、またSuGが始まるんだって少しずつ現実味を帯びてきて、代々木のライヴで実感が沸いたというか。

shinpei

自分も休止期間はいろいろな人と音を出したくて、ライヴ活動をメインにやってましたね。もともとSuGに加入する前は年間100本ペースでステージでドラムを叩いていたので、他の人とも純粋に音楽を楽しみたいなって。復活したら大きな会場でやることになるだろうと思っていたし、ライヴ感はキープしておきたかったんです。

yuji

僕は曲を頑張って書いてて、ほとんど家にいました。

太陽の光を浴びない生活だった?

yuji

電車には乗らなかったけど、チャリに乗ってた(笑)。

shinpei

手の届く範囲内で行動してた?(笑)

yuji

結構、ひっそりと(笑)。気持ち的には休まらない日々だったのでソワソワした感じではありましたね。

Chiyu

モヤモヤする待ちの時間が多かったからね。

masato

僕はモヤモヤする部分もあったけど、休止期間中にしかできないことをやってましたね。ファッションショーの一部をプロデュースさせてもらえる機会があったので、バックに流す音楽を作って構成や演出を考えたり。あとは弾丸でひとり旅したりして楽しかったですね。

武瑠

俺は学生時代も含めて、こんなに休んだのは人生の中で初めてだったので、自分のルーツを辿ったりしてましたね。 好きだっ た音楽を聴き直したり、映画を観直したり、漫画を読み返したり。ニューヨークに3週間ぐらい行ってきたんですけど、それも自分が影響を受けたものを再確認したり、向こうのカルチャーを体感したいっていうのもあったし。

それぞれの日々をすごした上で、代々木競技場第二体育館のステージに立ってファンの顔を観て沸き上がってきた感情は、また格別なものだったのでは?

Chiyu

最初、ステージに紗幕がかかってたんですけど、レーザーで“SuG”のロゴが映し出された瞬間の歓声を聞いて“帰って来たな”って思いましたね。

shinpei

確かにSEが流れてる時、“このボタン押したら、SuG始まるな”ってワクワクしてましたね。

1曲目の「0
song」からファンはみんな号泣していて。

武瑠

すすり泣く声は結構聴こえましたね。あの日はいろんな気持ちが混ざり合いすぎて、真っ白になった結果、残ったのは“楽しい!!”って感情だった。

yuji

久々で全員いっぱいいっぱいだったと思うけど、逆に潔いライヴだったんじゃないかな。

Chiyu

確かに。“楽しい”を突き抜けた感じ。

武瑠

うん、なんか謎の自信はありましたね。

masato

本番が始まったら、アッと言う間でしたね。武瑠が言ってたように楽しかったし、待っててくれたことが伝わってきた分、復活して良かったなとも思ったし。

yuji

ファンも雰囲気を作ってくれたし、いいライヴになったのはみんなのおかげもあるよね。

チケットが即完したのもホッとしたのでは?

masato

そうですね。中には新たに観に来てくれた人もいただろうし、本当にありがたいなって。と同時にこれから先、もっといいライヴをして、いい曲を書いて、更新していかないとって思いましたね。

アーティスト