【SpecialThanks】自分の恋愛詞だと
何年経っても多分書けない(笑)
L→R Heisuke(Gu)、Misaki(Vo)、 Hiromu(Ba)、Junpei(Dr)
SpecialThanksがTVアニメ『オオカミ少女と黒王子』のオープニング曲に大抜擢された。初の日本語曲「LOVE GOOD TIME」は、アニメの世界観と完全リンクしたエネルギッシュなナンバーだ。そんな同作についてMisaki(Vo&Gu)に話を訊いた。
取材:荒金良介
TVアニメ『オオカミ少女と黒王子』のオープニング曲に抜擢された「LOVE GOOD TIME」はものすごくいい曲ですね!手応えはどうですか?
私もすごくいい曲だなと思います。初の日本語詞だし、最初はどうなるかなと思ったけど、予想以上の仕上がりですね。
個人的にはデビュー作からスペサンの英語曲を聴いてきたので、日本語に切り替わると、Misakiちゃんの癖や魅力がさらに際立つなと。
最初、歌い回しなのか日本語で歌ってても英語っぽく聴こえてたので、そうならないように気を付けました。
特に、サビは最初英語に聴こえましたよ。
そうなんですよね。でも、日本語に聴こえるように努力したんですよ。ただ、日本語はどっちかと言うとカクカクしているので、でも英語っぽさも欲しいから、滑らかに聴こえるようには意識しました。
今回、TVアニメの話が来た時はどう思いました?
日本語歌詞だから、他のメンバーは私が絶対やらないと思っていたみたいで。それで“やるやる!”と言ったから、みんな驚いてました(笑)。
日本語で歌うことに抵抗はなかったの?
なかったです。やりたいことだったので。TVアニメの『スラムダンク』のオープニング曲が流れると、ウチの家族はイエー!ってなるんですよ。
そうなんですか!?(笑)
すごくテンションが上がるんですよ。だから、TVのタイアップといってもオープニング曲が良かった(笑)。スペサンの曲もこういうふうにアニメ好きな人が観る時に、ワクワク感をさらに盛り上げられたらいいなって。
楽曲はもともとあったものからチョイスしたのですか?
ちょうど自分たちの次の作品に向けて、曲作りをしてたタイミングで。その中で原作に合いそうなものを選んで、歌詞は原作を読んでから書きました。
制作サイドから、何かリクエストはありました?
ひとつは日本語、ふたつ目は主人公のエリカちゃん目線で、と言われて、それを考えながら歌詞を書きました。
すんなり書けました?
これが自分でもびっくりするぐらい悩まずに書けました(笑)。自分の思ったエリカちゃん像をイメージして。自分の恋愛のことだったら、何年経っても多分書けないけど…(笑)、エリカちゃんの気持ちなんだと思ったら、スラスラ書けましたね。
そうなんですね。
自分のことなら、絶対書けないようなことも書けたので楽しかったです。
アニメと切り離して歌詞だけを読むと、かなり振り切れた内容ですものね。
はははは。初の日本語なのにって感じですよね。でも、アニメにぴったりだと思いませんか?
世界観、バッチリ合ってますよ。
良かったです。オープニングの映像もまるで歌詞に合わせてくれてるみたいで、アニメと一緒に曲が流れると、すごく嬉しいです。
他に気を付けた点はありますか?
まだまだ恋愛経験が少ない感じを出そうと思って。エリカちゃんはドSな佐田くんにいろいろやらされるけど、年頃の女の子って、男の子を上から見てるところもあるじゃないですか。その気持ちは《それぐらい楽にやるわ》という歌詞で表現しました。佐田くんと今後付き合っていくのかどうなのか、そこは分からないけど。《でも、真実に変えてみせるわ!》という歌詞で、これからどうなるんだろう?と臭わせるものにしました。
最後の歌詞だけ英語で締める辺りは、Misakiちゃんらしいですね。
そうですね。私なら絶対恥ずかしさを隠すために英語にするから、エリカちゃんの本当の気持ちは英語にしようと。そこはポイントです(笑)。
最初は全編日本語でお願いします、と言われたんですよね?
そうですね。それでも、サビの頭だけ英語を入れるとかいろいろと考えたんですけど、どうせなら全部日本語にして、最後だけいつもやってる英語にしたら面白いかなって。
その意味でもいろいろと挑戦した曲ですよね。改めて、《“はい”の代わりは“ワン”でしょ?》のサビの歌詞はインパクトがありますよね。
原作で佐田くんは、彼氏の振りをしてくださいというエリカちゃんのお願いを聞いてくれて、いい人だと思ってたけど、いきなり佐田くんが“3回周って、ワンと言え”と本性を現すところが印象的だったから、それをサビに持ってきました。サビっぽくない歌詞かもしれないけど、面白いからいいやって(笑)。
一度聴いたら忘れないキラーフレーズですよ(笑)。
ちょっと癖のある歌詞のほうが歌いたくなると思うから。
Misakiちゃんの本性も現れてます?
はははは。でも、これぐらいやらないとなって。自分のことじゃないから、歌えちゃうところが面白いですよね。
バンドメンバーは何か言ってました?
“日本語いいねぇ、めっちゃいいじゃん!”って言ってました。今回日本語で楽しかったから、今後もやるかもしれないですね。どう思いますか?
むしろ、日本語曲をもっと聴きたいですよ。
ほんとですか? そう言っていただけるなら、やろうかな。
デビュー作から聴いてる人は、当時から日本語曲を聴きたいと思っていたはずですよ。
恥ずかしがり屋なんですよっ!
(笑)。それがやらなかった理由?
自分のことを日本語で歌うのは恥ずかしいんですよ。だから、英語にしちゃう。でも、今回挑戦したことで、日本語でもできるんじゃないかなという気持ちになりました。
では、期待してますよ。
日本語やりたいですね。やろうかな…いい歌詞が生まれたら、やりたいです!
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