【カスタマイZ】“戦っていくぞ!”
という僕らの意思表示
L→R HIROKI(Ba)、GORO(Vo&Gu)、HAMA(Vo)、DAICHI(Dr)
全国108カ所のレコード店を巡るイベントを経て、レコード会社との本契約を獲得したカスタマイZ。メジャーデビューシングル「一筋の光明(ひかり)」には、4人が一丸となって新たな世界にチャレンジしていく決意が込められている。
取材:桂泉晴名
メジャーデビューシングル「一筋の光明(ひかり)」は前作「Life and death」の元気さと違い、ハードで男っぽい楽曲ですね。
DAICHI
イベントではすでに演奏していますが、“カッコ良い!”と言ってくれる方が多くて、僕らの新たな一面を見せられていればいいなと思っています。
HIROKI
僕は初めて“これはハードだな(笑)”と思った曲です。テンポが速くてポジション移動も多いから、相当練習しました。ライヴではドラムのDAICHIとしっかり合わせていかないと、ズレていって大変なことになるんです。
DAICHI
ただ勢いでいけばいい曲ではないからね。
GORO
この曲はキメになるところがあるので、そこをしっかり合わせると、カッコ良さがより目立つと思っています。
かなり力を込めないと歌えない曲だと思いますが。
HAMA
もう全力で歌いました。サビで転調するし、メロディーが取りづらいところもあるんですよ。でも、やっぱりカッコ良いので、最初に聴いた時から歌いたくて仕方がなかったんです。
DAICHI
この曲はアニメ『シドニアの騎士 第九惑星戦役』の先行上映版エンディング主題歌なので、僕らの衣装もシドニアの騎士のキャラクターが着ている訓練制服をイメージしているんですよ。“僕らがシドニアを守るぞ!”みたいなイメージですね。
HAMA
「一筋の光明(ひかり)」の歌詞はアニメの世界を描いているんですけれど、僕たちの現状ともマッチしている部分があると思います。“これから戦うぞ!”という曲なので、僕らの“これからメジャーデビューして戦うんだぞ!”という気持ちも乗せて歌いました。
GORO
前回の「Life and death」はさわやかで、“本契約をするぞ!”と意気込んでいる感じだったんですけれど、こっちはどっぷりメジャーの世界に浸かり、そこで激しい戦いを繰り広げるイメージだと思います。その中で仮契約に戻されないように…
え、戻されることなんてあるんですか!?
GORO
もしかしたら、あるかもしれないじゃないですか。
HIROKI
それよりも契約破棄とかなったら…
GORO
いやいや! そうならないように。この曲をきっかけにどんどんカッコ良いカスタマイZを見せていきたいと思います。曲はすごく速いのですが、“これからメジャーで戦っていくには、このくらいの勢いでいくんだ!”という意思表示もあるので、チームZ(カスタマイZのファン)のみんなも、遅れをとらずついてきてほしいですね。
2曲目の「永遠に」は対照的にしっとりとした曲ですね。
HAMA
カスタマイZにとって初めてのバラードです。歌っている時は、家族だったり、メンバーだったり、自分に関わってくれている大切な人たちを想いながら歌っています。
GORO
今回初めてサビを歌わせてもらったのですが、歌詞を自分に置き換えて、切なさとか、物憂げな感じとか、そういった気持ちを込めて歌いました。
DAICHI
バラードを演奏するのは初めてなので、初挑戦である分、やり甲斐がありましたね。ドラムのフレーズ的にもすごく好きなので、ライヴで楽しく叩けるんじゃないかなと。
HIROKI
この曲は他の楽曲とだいぶ違うので、振り幅が大きくなると思いますね。ライヴでのテンションがどうなるか楽しみです。
3曲目「Never Give Up」はストレートで明るいロックですが、メンバーが交互に歌っている箇所があるという。
DAICHI
ひとりずつ歌っていくことになったので、“このフレーズは誰々っぽい”という感じで担当を振り分けました。
HIROKI
最初の《いつもBadなタイミングで》は僕です。
HIROKIさんのキャラクターがここに出ているんですね(笑)。
HIROKI
そうなんですよ、僕はだいたいタイミングが悪くて(笑)。それをいつも救ってくれるのがDAICHIなんです!
DAICHI
だから、次の《だけどMy dream 本気で》が僕なんです。
GORO
今回、みんなで歌うことによって、リレーでバトンを渡しているような感じになりました。この曲はライヴではまだやっていないんですけど、コール&レスポンスみたいな感じになっているので、本当にお客さんと一体になってやりたい曲ですね。
HAMA
あと、僕がこの曲で気に入っているのは《高い壁だって 乗り越えなきゃ損だ》というフレーズです。
HIROKI
“高い壁を乗り越えなきゃいけない”じゃなくて、“損”っていうところがいいよね。やってからダメだったっていうのならいいけれど、何もやらずにダメって決め付けるのは、そりゃ損だよって。
DAICHI
僕たちの年代にリンクしている歌詞ですね。若気の至りじゃないですけれど、今の年齢だからこそ、何にでも挑戦していけると思うし。大人になってから“あの時にやっていれば…”という後悔はしたくないですから。
ちなみに、みなさんが今年挑戦したいことはありますか?
HIROKI
僕は『肉を食べよう計画』を始めます。今まで野菜中心だったんですが、タンパク質をたくさん摂ろうとしていて。タフな体になったほうがベースも安定しますし、一石二鳥かなと。
DAICHI
僕は筋トレをしようかなと思っています。
HAMA
僕も同じ。筋トレをして、厚みのある体にしたいです。
全員ムキムキになると、バンドのイメージが変わりそう(笑)。
GORO
特にHAMAはヴォーカルなので、ゴリゴリになりすぎずくらいがいいですね(笑)。僕は人見知りを直したいです。HIROKIのように、もっとフレンドリーな人間になろうかなと。
HIROKI
え? 僕も意外と人見知りなんですよ。ただ、さっき出てきた《高い壁だって 乗り越えなきゃ損だ》という詞の通り、“このチャンスを逃したらこの人とは仲良くなれないかもしれない”と思うと、“話しかけなきゃ”って積極的になるんですよね。
では、2015年のカスタマイZの目標は何でしょうか?
GORO
「一筋の光明(ひかり)」を第一歩としてメジャーの世界で戦っていって、これからもっともっと大きな会場でライヴをしたいと思います。
HIROKI
チームZの人をどんどん増やしていきたいです。“去年行ったところにもう1度行ったら、もっとたくさんのお客さんに来てもらえた”というかたちになっていけるようにしたいです!
アーティスト
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