【さくらしめじ】好きな子への想いが
伝わるさわやかなラブソング

写真上より、髙田彪我、田中雅功

田中雅功と髙田彪我の中学生フォークデュオ、さくらしめじがニューシングル「きみでした / せきがえのかみさま」をリリースする。誰もが経験する、学校内でのワクワクドキドキする片想い感が詰まった新曲について話を訊いていこう。
取材:土屋恵介

新曲「きみでした」は雅功さんがメインヴォーカルのラブソングですね。

田中

そうなんです。初恋を歌った歌詞とゆったりとしたメロディーがすごい切ない曲になっています。

歌詞で気に入ってるフレーズは?

田中

最後のサビの《君は今なにをして どんな気持ちになってるの ひょっとして僕のこと考えてないかな》ってところです。ずっとその子のことを考えてて、ほんとに好きなんだなっていうのが伝わってくるいい歌詞だなって思いました。

高田

僕はサビの《何をしてたって考えてしまうんだ 君のことを》ってところが気に入ってます。

歌はこれまでと比べて難しかったですか?

田中

はい。ゆったりしてるけどリズムが跳ねてて、ふたりで合わせるのが大変でした。

高田

歌詞を見て、感情の入れ方、強弱の付け方をふたりで合わせていくのが難しかったです。

片想いの感じを出すのも大変でした?

田中

そうなんです! ラブですから(笑)。「いくじなし」「きのうのゆめ」も初恋の歌だったけど、これはちょっと大人な感じがして。でも、照れ臭くはなかったです。歌にしたら何でも言えるのはいいですね(笑)。

高田

《手をつなぎたいとか思っちゃうんだよ》って歌詞があるんですけど、僕そう思ったことがないんですよ。でも、ギターを弾いて歌ってみたらなんかこんな感じなのかなってうっすら分かった気がします(笑)。

ちなみに、おふたりの好みのタイプは?

高田

明るく元気でやさしい子がいいです。

田中

明るくてやさしくて、僕よりしっかりしてる子がいいです。

芸能人で例えると?

田中

aikoさんです。

高田

僕は好きな女優さんとかアイドルとかもいないんです。

田中

今までかわいいなって思った人は?

高田

う~ん、犬。

田中

動物ですね(笑)。

じゃあ、恋愛に限らず思いを伝えられるタイプですか?

田中

授業ではよく発言してます。率先して答えを言いたいです。英語と理科以外なら(笑)。

高田

僕は母の日に料理を作って、お母さんに感謝の気持ちを伝えられたかなと思います。

田中

何を作ったの?

高田

回鍋肉。

すごい! 料理を作れるんですか?

高田

えっと、お母さんにすごく手伝ってもらいました。

一緒に作りつつ感謝を伝えたと(笑)。では、もう1曲の彪我さんがメインヴォーカルの「せきがえのかみさま」ですが、こちらはアップテンポな曲ですね。

高田

ウキウキした曲で、主人公の男の子が席替えに必死で頑張りすぎていて面白いです。

田中

主人公の男の子が期待したり、ドキドキしたり、がっかりしたり、気持ちの変化が分かりやすくて楽しい曲です。

歌はどうでしたか?

田中

今までの曲の中で一番テンポが速いんです。Bメロやオチサビで強弱が出てくるので、最初は歌もギターも全然バラバラになっちゃって、すごく難しかったです。

高田

Bメロのところで、ギターを弾きながら首に掛けたタンバリンを叩くんですけど、それに慣れるのが大変でした。

では、この曲の好きな歌詞は?

高田

《君の隣を狙うたくさんのライバルが 僕の気持ちをさらに強くするんだよ》っていうのが、唯一この歌の中で男らしい部分が出ていて好きです(笑)。

田中

僕は《体育の時間無駄にはりきる 見てくれた? 僕の事》ってところです。男の子のワクワク感が伝わるので。ここは彪我が“見てくれた?”って台詞っぽく歌って、それがすごく曲の雰囲気と合ってていいなと思いました。

では、歌詞にかけた質問で、人生甘くないなと思ったことは?

田中

昨日、アイスを買って帰って、お風呂に入ってからゆっくり食べようと思ったら、お父さんに食べられてたことです。人生、甘くなかったです(笑)。

(笑)。逆に、ワクワクしたことは?

高田

さくらしめじで新しいイベントが決まる時はワクワクします。最近だと、東京国際フォーラムでの『EBiDAN THE LIVE~Summer Party~』と、『星男祭』に出るのが決まったことがすごく嬉しかったです。

ふたりのこの1年の成長を、たくさんのお客さんにしっかり観せたいですね。

田中・高田

はい!!

さくらしめじもいろいろ曲が増えてきましたが、この先どんな曲を歌ってみたいですか?

田中

日常的なことを歌いたいです。朝起きて歯磨きをして、学校に行って勉強して、疲れて帰って寝るっていう。

かなり普通ですよ(笑)。

田中

そうですね(笑)。ほのぼのとした日常的なものをフワフワした曲にしたら、気持ちもほのぼのするかなって。

高田

僕は「てぃーけーじー」みたいな食べものの歌が歌いたいです。

田中

回鍋肉?(笑)

“えいちけーあーる”になりますね(笑)。

高田

それがいいです(笑)。音は回鍋肉の油が跳ねてるみたいなロックがいいです(笑)。

「きみでした / せきがえのかみさま」

  • 「きみでした / せきがえのかみさま」
    ZXRC-1017
    2015.06.24
    1080円

さくらしめじ

さくらしめじ:田中雅功と髙田彪我による、フォークデュオユニット。2015年3月に両A面シングル「いくじなし / きのうのゆめ」にてデビュー。フリーライヴで全国47都道府県を回る“菌活”の遂行など、精力的な活動を展開! 17年夏より1年をかけて月に1回、日本各地のライヴハウスでライヴを行なっていく『菌育 in the 家(はうす)』を実施し、18年4月には待望の1stアルバム『ハルシメジ』をリリースした。

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