【さくらしめじ】今年はもっとたくさ
んの人に知ってもらえるように歌もギ
ターも去年以上に頑張ります

L→R 田中雅功、髙田彪我

田中雅功と髙田彪我によるフォークデュオ、さくらしめじ。髙田のドラマ出演、初ワンマンライヴ大成功と勢いに乗る彼らが、両A面ニューシングル「はじまるきせつ/さんきゅう」をリリース。フレッシュなふたりの成長ぶりを感じさせる一枚となっている。
取材:土屋恵介

ニューシングルは両A面ですが、まず「はじまるきせつ」はどんな印象がありましたか?

田中

「はじまるきせつ」は片想いのラブソングで初恋の曲なんです。新しい出来事にワクワクする、キラキラした素敵な曲ですね。

髙田

歌詞も曲もさわやかだなって思いました。

ポップなバンドサウンドで、ひと目惚れ感が出た歌詞ですが、好きなフレーズは?

田中

2番の《ギュっと抱き寄せる なんてそんな勇気ないくせに》とか、僕たちっぽさがあっていいなと思います。

髙田

サビの《だってこんな気持ちになったって どんなふうに言えばいいの?》って戸惑ってる感じが、普段の僕に似てて好きだなって。

彪我くんは普段、戸惑ってるのですか?

髙田

あ~、おっちょこちょいというか。

田中

彪我は、あわあわしてます。挙動不審みたいな(笑)。

髙田

あ、そうですね。

(笑)。歌やギターの演奏は難しかったですか?

田中

いつもよりテンポが速いので、歌詞をしっかり伝えることを意識して歌いました。ギターもキメがたくさんあって難しいんです。かなり気合を入れて演奏しています。

髙田

歌は《キラキラ白く光るお砂糖の上》とか、いろんな表現が出てくるので、どうやって歌えばいいか考えました。ギターは間奏でそれぞれ違うソロのフレーズを弾くんですけど、そこは特に気合入れて頑張っています。

タイトルに掛けた質問で、何か始めたいことありますか?

田中

体が硬いので、柔軟をやりたいなって。身長を伸ばしたいんですよ。

髙田

僕は新たな食材を探したいです。

田中

食材?(笑)

髙田

食べたことのない未知なるものを食べたいです。例えば、トリュフ、フォアグラ、キャビアとか。

世界三大珍味ですね(笑)。食べるのが好きなのですね。

髙田

はい、最近は暇さえあれば食べてます。さっきも、カットしたLサイズのピザを8枚食べました。

すごいですね。新しく始めたことと言えば、彪我くんは月9ドラマ『5→9 ~私に恋したお坊さん~』に出演して、しかも里中由希って女装男子を演じましたね。

髙田

はい。演技もドラマも女装も初めてで、不安がたくさんあったんですけど、共演者の方やスタッフさんもとてもやさしくて、ウキウキしながら毎回現場に入ってました。

雅功くんから見て、ドラマの彪我くんはどう映りましたか?

田中

かわいいなと思いました。でも、彪我はドラマが終わったあとも女子が抜けてない時があって、ピースする時に顔に寄せたり、表情の作り方もたまに女子なんですよ(笑)。

髙田

あ~、なるほど〜。

納得してますね(笑)。演技の経験が、歌うことに活かされたっていうのはありますか?

髙田

2ndシングルの時よりも、よりイメージを膨らませて歌うことができました。

それは良かったですね。もう1曲の「さんきゅう」はほんのり切なさのあるメロディーで、大人になっていくことへの今の気持ちを歌った曲ですね。

髙田

大人になっていくことに、不安になって悩んだりすることってあると思うけど、悩んでも仕方がないから、今は焦らずに楽しく生きていこうって前向きな曲ですね。

田中

歌っていて元気になれる曲です。

では、カップリング曲の話も聞かせてください。“あさばん”に収録の「てぃーけーじー」は、卵かけご飯のことを歌った曲ですね。

髙田

僕が卵かけご飯が大好きすぎてできた曲なんです。ほんとに毎朝食べてます。手軽に作れてアレンジもできますし。梅を加えたり、いろんな味のふりかけで楽しんでいます。

田中

曲調は僕たちの曲の中でもかなりアップテンポなのでライヴでやると盛り上がりますね。

髙田

すごくノリノリな感じです。歌の途中で、僕が卵かけご飯の作り方だったり、その時々でいろいろな語りを入れるんですが、ここもお客さんが盛り上がれるところだと思います。

“よるばん”に収録されている「まよなかぴくにっく」は、星空に思いを馳せるミディアムなポップチューンで。

田中

真夜中にピクニックに行くっていう夢の中みたいな曲です。大人になるにつれて、子供の時のドキドキ感が薄れていくなら、今を少しでも楽しめたらいいなって思いが込められてます。

さて、2015年はCDデビューや初ワンマンライヴもありましたが、2016年はどんな年にしていきたいですか?

髙田

僕の個人的な目標は、今年の終わりまでに身長を20センチくらい伸ばして、180センチくらいになりたいんです。背が高いほうがいろいろ得じゃないですか。高いところにあるものを取れたり…低いものもしゃがめば取れるし。

確かに得ですね(笑)。今は彪我くんがぐっと背が伸びて、雅功くんよりもちょっと大きく見えますね。

田中

いや、それは違います。彪我の靴が高いせいです。でも、すぐ抜かされそう。だからこそ柔軟をやりたいんです。まさか、ここで彪我が身長を伸ばしたいと言うとは思わなかった(笑)。僕はさくらしめじを誰もが知ってるくらい有名にしたいですね。そのためにも、歌もギターも上手くなれるようにもっと頑張っていきたいです。

髙田

そうですね。歌もギターもとても上手な、身長180センチの男の子になりたいです。

「はじまるきせつ/さんきゅう」 2016年01月13日発売
STARDUST RECORDS

  • 【あさばん】
    ZXRC-1051 1200円

  • 【よるばん】
    ZXRC-1052 1200円

さくらしめじ

さくらしめじ:田中雅功と髙田彪我による、フォークデュオユニット。2015年3月に両A面シングル「いくじなし / きのうのゆめ」にてデビュー。フリーライヴで全国47都道府県を回る“菌活”の遂行など、精力的な活動を展開! 17年夏より1年をかけて月に1回、日本各地のライヴハウスでライヴを行なっていく『菌育 in the 家(はうす)』を実施し、18年4月には待望の1stアルバム『ハルシメジ』をリリースした。

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