デワルタ&シャノン、鬼才2人によるミニマル・グルーブを軸にしたスペシャルライブセットでVENTに登場
ベルリンで最注目の若手デワルタと、DJの中のDJとして知られているマイク・シャノンによるユニット“デワルタ&シャノン”がライブセットで9月20日の表参道VENTに登場する。
この日はモジュラーによる無駄のないサウンドスケープの中で唸るミニマル・グルーブが生み出す化学反応を超絶ライブセットで体験できそうだ。
ベルリンで最も注目されている若手の1人、デワルタは幼少期にジャズに触れると、Pファンクやヒップホップを取り入れながらその研究を進め、ベルリンにてサクソフォンなど数多くの生楽器を学んだ。ジャズの即興性を基調として伝統的な音楽からの脱却を図り、レコードパラダイスのベルリンという土地性に揉まれながら、2007年にはミニマル・レーベル“Meander”を設立。翌年には老舗レーベルVAKANTから代表作の一つ「Salgaro/Farina」をリリースし、その名を知り渡らせた。
一方、DJの中のDJとして知られるマイク・シャノンはスムーズでディープなトラックから容赦ないテクノへ、悪戯な笑みを浮かべながらフロアを熱狂に包むプレイヤーであり、ギタリストTakeshi NishimotoとシンガーFadilaとのプロジェクトBlue Fieldsでは陶酔的なジャズサウンドを取り入れてきたカナダのエレクトロニック・ミュージックシーンのキーパーソンだ。1999年に立ち上げたレーベルCynosureではアクフェン、デッドビート、アーネスト・フェレイラらをいち早くピックアップするなど、A&Rとしても素晴らしい才能を見せている。プロデューサーとしても、これまでにPlus 8、Force Inc、~Scapeなどからシングルやリミックスのリリースを重ねており、今回デワルタ&シャノンとしてVENTに再登場する。
伝統的なミュージシャンとしてのスキルを持ち、フロアを操る科学者のようなバックグラウンドをちらつかせながら、また同時にそれら全てを放棄するかのように、デワルタ&シャノンは圧倒的なサウンドでその実力を明らかにしていく。ジャズ、テクノ、アンビエント......何が起こるかは全く予測不可能だが、彼らの描くサウンドスケープに虜になることは間違いないはずだ。