SIRUP / Synapse Prod. by OBKR率いる〈Tokyo Recordings〉! 先鋭的なトラックを日本語ポップス落とし込む手腕は流石の一言です
大阪出身のSSW・KYOtaroが始動させたニュー・プロジェクト、SIRUP(シラップ)が1stシングル「Synapse」のMVを公開しています。
本楽曲は宇多田ヒカル最新作への参加も大きな話題を集めたOBKRこと小袋成彬率いる〈Tokyo Recordings〉プロデュースの一曲。さらに本日11月1日(水)にリリースすることが発表された通り、1st EP『SIRUP EP』にも収録される一曲でもあります。
フューチャー・ベースやフューチャー・ビーツを通過した音色のチョイス、そして音の差し引きを活かした展開、構成は流石の〈Tokyo Recordings〉ワークス。近年の韓国のR&B、ヒップホップとも共鳴するような先鋭的なサウンドを鳴らしながらも、それをオーセンティックな・ポップ・ミュージックのフォーマットへと落とし込む手腕が素晴らしいです。
もちろんSIRUPことKYOtaroによる、ソウル〜R&Bといったブラック・ミュージックからの影響が色濃いボーカルも見事。抜群の歌唱力で先鋭的なトラックを巧みに乗りこなその姿を見ていると、向井太一とともに日本のポップ・ミュージックのシーンに大きな風を吹かせる存在になるのではないか、ついついそんな大げさなことまでも考えてしまいます。