Pinchas Zukerman

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    Pinchas Zukermanピンカス・ズーカーマン

    40年もの間、音楽の世界で大きな注目を集め続けているヴァイオリニスト、そしてヴィオリストでもあるピンカス・ズーカーマン。柔らかい響きと艶のある音色をもち、自然で落ち着いた雰囲気の演奏が特色。それに加え、彼の音楽解釈は、楽曲の様式を的確に再現することで評価が高い。また、ヴィオラ演奏においても、これらは全く変わることがなく、彼がヴィオラを受けもつ室内楽では、中音部が豊かになり、全体の音の充実感が高まる。
    1948年イスラエルに生まれ、8歳でテルアヴィヴ音楽院に入学。イスラエル音楽祭で演奏していたところをスターンとカザルスに認められ、アメリカへ渡り、ジュリアード音楽院に学んだ。69年に急病のスターンの代役で、急遽バーンスタイン指揮/ニューヨーク・フィルと共演し、センセーショナルなデビューを飾っている。ヴァイオリン、ヴィオラ演奏と並行して早くから指揮にも情熱を注いでおり、年齢を重ね、どのような指揮者として円熟していくのかにも注目が集まるところだ。