Philharmonisches Klavierquartett, Berlin

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    Philharmonisches Klavierquartett, Berlinベルリン・フィルハーモニー・ピアノ・シジュウソウダン

    名ピアニストで知られるパーヴェル・ギリロフを中心に、ベルリン・フィルの中核、コンサートマスターのライナー・ゾンネとヴィオラのライナー・メーネ、"ベルリン・フィルの12人のチェリストたち"でお馴染みのマルクス・ニコシュといった豪華な顔ぶれが、音楽の造形を創り上げていく見事さは筆舌に尽くし難い。真の室内楽の醍醐味を味わえる珠玉のアンサンブルである。
    世界的に珍しい常設のピアノ四重奏団として、1980年に創設。数多くのツアーや録音、著名音楽祭への参加で知られる名門である。レパートリーも幅広く、ロマン派を中心に古典派や現代曲、隠れた名曲などを採り入れている。
    世界的にその名を知られるピアノのギリロフはロシアに生まれ、ヴィオッティ国際コンクールやショパン・コンクールに優勝/入賞し、ソリスト、室内楽奏者として活躍。マイスキー、五嶋みどり、といった一流演奏家との共演も数多い。
    ベルリン・フィルのコンサート・マスターを務めるゾンネは76年ベルリン・フィルに入団。ベルリン・フィルハーモニー・バロック・ゾリステンなど、室内楽奏者としても精力的に活動。このピアノ四重奏団には00年から参加している。
    ヴィオラのメーネは75年、ヴァイオリニストとしてベルリン・フィルに入団。ソリスト及び室内楽奏者としても活躍しており、ベルリン・フィルハーモニー八重奏団などの活動を通し、テレビ/ラジオにもしばしば出演している。
    チェロのニコシュはガスパール・カサド・コンクールで入賞し、74〜79年ルツェルン音楽祭弦楽合奏団の首席を務めた。現在はベルリン音楽高等学校で後進の指導にあたるほか、ベルリン・フィルハーモニー・ヴィルトゥオーゾなどのメンバーも務めている。