世界中で大きな成功を収めたレッド・ツェッペリンの最高傑作『IV』
1969年、革命的なサウンドで華々しくデビューしたレッド・ツェッペリン。それから71年までの3年間に、数多くのツアーをこなしながら4枚ものアルバムをリリースしている。これはデビュー時から彼らがいかに多くのアイデアを持っていたかを示す証明になるだろう。ツェッペリンはハードロックやヘヴィメタルの元祖と言われることが多いが、実際にはブルースやブリティッシュトラッドのほか、カントリー、フォーク、ブルーグラス、ソウル、民族音楽など、さまざまな音楽をバックボーンに、多彩かつ重厚なサウンドを創造したグループだ。多くの音楽的側面を持つ彼らだが、今回取り上げるのは彼らの作品中、最もよく知られたタイトルのない4thアルバム(通称『IV』)で、本作にはロックのアンセムとして知られる「天国への階段(原題:Stairway to Heaven)」が収められている。